12月。1年中で一番忙しい月がやってきた。
日陰をあれほど探した夏の日。今は日向がこんなに恋しい。温かさを思いだすための、冬。

初めて食べたアイスプラント。葉は柔らかく茎はしゃきしゃきとしながら瑞々しい。出入りの八百屋さんは、あれこれと珍しい野菜を教えてくれ、楽しませてくれる。

夏を食す

昨日もばりばりお野菜をいただきました。
その小さな命たちをいただきました。

さらさらと血が流れる音がする。

今日も生きたい、そう思います。

雨はあがったもののまだ空は重い。春は少し足踏みかな。頂き物のイチゴがみずみずしい。
ここへ引っ越してきて、お店を継いで、同居をして、みんなみんなちょうど一年。

昨日のことを今日に書く。
出したばかりの雛人形を今日には仕舞う。お店と家を往復しながらサラダ寿司を作った。去年の雛祭りは引っ越しの用意でそれどころではなかったな。来年の雛祭り。上の娘はもう、うちだけの娘じゃないかもしれない。

春がきた。

暖かい陽を浴びてキャベツもホッとほころぶのかな。
緩く巻かれた葉は切っているうちにハラハラと剥がれ落ちてしまい、同じ幅の千切りにするのはなかなか難しくなるけれど。

キャベツにも春がきた。