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紅葉を求めてプチお出かけ~カメラ練習記録~

朝、ふとんから出るのがつらい季節になってきました。

季節に関係なく朝に弱い体質なのですが、やはり冬の朝が一番ツライ、、、
ついこの間まで日中の気温が夏日ちょい手前(23~24℃)くらいまでいっていたのに、一気に駆け足で季節が進んだ感じがします。


秋が深まっているはずなのにそういえばほとんど紅葉を見ていないなと、ふと思いました。

もちろんまったく目にしていないわけではありません。
わたしの住む町は山に囲まれた田舎町ですし、職場は山を越えていった隣町です。身の回りに自然はあふれているのに、それほど紅葉を間近に目にする機会がないのはなぜなんだろう?やっぱり車移動だからなのでしょうか。


ちなみにわたしの通勤路の8割は山道なのですが、九州にはクスなどの照葉樹が多いので、山の「緑色」のバリエーションが多いのも特徴です。そんな針葉樹と照葉樹中心の山々ですが、少数派とはいえカエデなどの落葉広葉樹もちらほらあります。山の一部が赤とか黄色に染まっているのは遠目にわかるのですが、運転中にじっくりと見るもことできず、視界の端に入る程度です。


ということで、カメラの練習がてら紅葉を見にプチお出かけをしてきました。



カメラ練習中


実は最近、ついに、、、
カメラを買ってしまいました!


以前から興味はあったのですが、ここ数年「カメラほしいな」と思っても、その時々の経済事情(車検や車の修理でお金が飛んで行ったり、旅行に行ったり、スマホを買い替えたり)などからずっと購入を見送り続けていて、このまま購入意欲にバイバイする寸前まで来ていたのですが、夏にnoteを始めたことで、なんだかムクムクと「やっぱりカメラやってみたい」という欲求が膨らんできてしまいました。


noteには素敵な写真を載せている人がたくさんいて、素直に「いいなぁ、わたしもこんな写真撮れたらなぁ」と思ったことは数知れず。
また、わたしが撮った写真に「素敵な写真ですね」とコメントをいただいたりなんかすると、嬉しさとナゾの恥ずかしさで「うわぁぁ、褒められた!どうしよう!?」とのたうち回ってしまいます。(病気か?)


そのようなこともあり、一眼レフやミラーレス一眼の比較サイトを見たり、動画を見てまわる日々。本当は現物を見て買いたいけれど、何しろ田舎なもので。


そうして11月のある夜、ついにポチッとしてしまったのです…


やってしまった。
ついに買ってしまった。
買ったからにはもう、腹をくくって始めるしかない!

というわけで、この子がわたしにとってのファースト・カメラ。
OLYMPUS PEN E-P7 です。

カメラをスマホで撮影


大学時代にちょっとだけカメラ(当時はもちろんフィルムカメラです)をやっていたのですが、これまでに自分でカメラを所有したことはなく、社会人になってからは、たまに旅行に行くときに弟からカメラを借りて撮ったりする程度。

ちなみに10年ほど前に弟から借りて使っていたカメラがOLYMPUS PENだったので、自分で初めて買うカメラも何となくOLYMPUS PENにしてみました。ちょっとでも触ったことがあるメーカーのカメラの方が、操作しやすいかなと思って。


でもいざ手にしてみると、ボタンや機能の多さに面食らいました。
弟から借りたOLYMPUS PENはこんなに複雑じゃなかったぞ??

使い方の本を購入し予習に努めていたのですが、機能を使いこなせる気がしなくて正直ちょっと投げ出したい気分、、、



いざ、撮影へ


せっかく手に入れたカメラなのでガンガン撮って練習しなくては!と思ったのですが、週末のお天気がいまいちだったり、放送大学の通信指導の提出があったりと、お出かけできずにいました。(放送大学の通信指導の提出は無事終わりました。コメントで応援していただいた方、本当にありがとうございました!)


ようやく青空の週末を迎えたので、「習うより慣れよ」の精神で撮影の練習に行ってきました。ちょこっとだけ足を延ばして、紅葉のきれいな神社をハシゴします。


最初の神社は子どもの頃に家族で山登りをした際に一度だけ来たことがあるところ。
ちなみに創建は飛鳥時代中期とされている歴史ある神社なのですが、観光客が訪れるようなところではないので、「人が少なそうだからバシバシ写真が撮れそう」という理由で選びました。そして案の定わたし以外の参拝者は0でした。


まずはAUTOモードで撮ってみます。

入り口近くの木はまさに紅葉真っ盛り


一礼して鳥居をくぐり参道を進むと、古い石橋と大きなイチョウの木。
イチョウも見ごろです。

江戸時代に造られた石橋




AUTOモードだからそれなりに撮れるけど、やっぱり構図が難しいですね、、、


お参りを済ませてから、さあ本格的に撮影開始!

もみじごしの社殿


絞り優先モードにトライ。
絞りを小さくして手前のもみじにピントを合わせて撮影を試みますが、水平が取れてない!石段が傾いちゃってる、、、



狛犬(獅子)さん
足元の苔に目がいってしまいます



お向かいの狛犬さん
く…暗い


日陰の撮影難しい、、、
ということで、ARTモードというのを使ってみました。



鮮やか!
そして狛犬よりヤツデの存在感、つよ。
でもなんだろう、緑の色味がなんかわざとらしいと言うか、色がトロピカルだから狛犬がシーサーっぽく見えてしまう気がするのはわたしだけ…?(笑)


石段に散るイチョウの葉


昔から落ち葉を撮るのが好きなのですが、苔好きのわたしはついつい苔の方に目が行ってしまいます。


江戸時代の石橋の上の
苔とイチョウの葉



見よこの欄干のもふもふ具合を


紅葉を撮りに来て、途中から紅葉そっちのけで苔を撮る。(あるある)



苔を撮ろうとカメラを構えるわたし




神社をほぼひとり占めする贅沢な時間でした。石橋や石畳の苔ってたまりませんよね。





さて、お天気がいいうちに次なる神社へと向かいます。

次の神社はわりと観光地なので、どれくらいじっくり写真が撮れることやら。免許を取った年(20年以上前)にハラハラドキドキの運転をして行った時以来でしょうか。運転の練習に付き合ってくれた父は、助手席で”万が一”の場合にそなえてずっとサイドブレーキに手をかけて待機していました。今回は写真の練習のために同じ神社に一人で向かいます。わたしの運転技術があまり進歩していないことに、空の上で苦い顔をしているかもしれません(笑)


鳥居をくぐってすぐの池と紅葉。

もう少し池を入れた構図にしたほうがよかったかも



本殿とイチョウの木


先ほどの神社と違って参拝客はそれなりにいますが、混んでいるというわけではないので写真の練習はできそうです。紅葉もちょうど見ごろ。

まずは下のお宮(御神楽殿)でお参り。
中ではご祈祷の最中で、二人の巫女さんが舞っていました。さすがにお賽銭箱越しに写真を撮るのはためらわれたので、お参りだけ済ませていざ、撮影へ向かいます!


京都の清水寺のような「懸け造り」の本殿。
柱や欄干の朱とイチョウのコントラストがきれいでした。


本殿への階段の上り口付近でカップルがいろんなポーズで写真を撮っていたので、上るのをいったんやめてほかの撮影スポットを探そうと目を向けた先に…


陰なのでうまく撮れず、ARTモードで撮影
(やっぱり赤色がわざとらしい)


またちょっと写真が斜めになってしまっていますが、御神楽殿の脇の空間に何やらきれいな紅葉と、その下はもしや、苔!?


岩肌にびっしりと苔


やっぱり苔でした!しかも一面びっしりと!
テンションが上がって撮りまくります。


岩の窪みに溜まる落ち葉



岩の大きさが伝わるかな~?



自分的に今日のベストショットかもしれない1枚





苔の写真がいっぱい撮れて満足。
接写するときにはSCNモード(シーンモード)の「近づいて撮る」を使いました。


さて、階段を上って本殿にお参りです。


本殿から見下ろす

実はここからさらに階段を上った山の上に「奥の院」があるのですが、写真どころではなくなりそうなので今回は遠慮しました(笑)


階段を下りる途中の山肌(岩肌?)の苔の中に、苔ではなそうだけどわたし好みの植物が群生していて、思わず3枚くらい写真を撮ってしまったのですが、これ何なんでしょう??



というわけで、写真の練習がてら紅葉を見る目的のプチお出かけでしたが、思いがけずいろんな苔に出会って癒された1日となりました。


陰になっていて暗いところの写真の撮り方が課題ですね。ARTモードの色は作り物感があってあんまり好きにはなれない感じです。
あと、建物などを水平に撮るのって意外と難しいとも実感。


いつか「カメラが趣味」と書ける日が来るよう、とりあず練習あるのみ!

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