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2025年のはじまりに

あけましておめでとうございます。
2025年が始まりましたね。正月三が日は駅伝を見ながらゆっくりダラダラ過ごすのが定番のスタイルです。

31日と1日は実家で過ごしました。(と言っても、もともと実家から歩いてすぐのところに住んでいるのですが)

大晦日のわたしの最大の任務は、実家で黒豆の番をすること。

ぐつぐつ

というのもうちの実家は大晦日まで仕事なので、母は黒豆の側についていることができないのです。少なくとも大学生の頃からはわたしが黒豆係。大体いつも本を読みながら、灰汁を取ったり、煮詰まって焦げないように20〜30分に一度水を差したりして番をします。(ちなみに過去何度か、本に集中し過ぎて焦がしたこともあります)今年の黒豆番のお供は『ユダヤ人の起源 歴史はどのように創作されたのか』(シュロモー・サンド/ちくま学芸文庫)でした。(なぜそのチョイス…)


大体5時間半くらい炊いて、いい感じにふっくら出来上がりました。かなり甘さ控えめなのでいくらでも食べられます。(味付けは母です)


12月31日、17時50分頃の西の空。
2024年ラストの夕景。きれいでした。


手前の屋根と奥の山のシルエットが
薄闇のなかで混然としています


このグラデーションが好き


元日はニューイヤー駅伝を見た後、家族で地元の神社へ初詣。年々、観光客向けにいろいろできていて、わたしが物心ついて以来今年が一番参拝客が多く、びっくりしました。SNS映えするようにいろいろ工夫されているようです。

わたしたち家族は、新しくできた設備やスポットなどには目もくれず、いつものごとく3つのお宮に順にお参りし、20円のおみくじを引きました。(ちなみに末吉でした)そして、初詣の際にしょっちゅうお会いする床屋さんのご家族と今年も遭遇。思い返せば、わたしが小学生のころからかなりの高確率でお会いしています。初詣に行く時間帯は毎年バラバラなのに、なぜかバッタリお会いするんですよねぇ。毎年のように「今年もお会いしましたね」と新年のご挨拶をしている気がします。
神社は時代の変化で変わってきていますが、そういう変わらない部分もあることにちょっとほっとします。


お正月ということで、自宅の棚の上も、ちょっとめでたい感じにしてみました。

松竹梅


松(左側/本物)
実家の床の間に母が生けていた松の、切り落とされた小枝をもらってきました。ちょっとミニサイズ過ぎたかも…。どのみち捨てられるはずだった枝なのでしばらく飾って愛でたいと思います。

竹(右側/ポストカード)
えっ、どこに竹??
という感じですが、椿の後方にうっすら竹が描かれているんですよ、実は。
持っているポストカードの中から竹の絵を探したんですが見当たらず…(明らかに冬じゃない竹の絵はあったんですが)竹が主役ではありませんが、冬らしい絵なのでこっちの方がいいかなと思いました。横山大観の絵なのですが、いつ、何の美術展で購入したのか全く覚えていないんですよね…

梅(中央/アートボード)
主役は山下清の梅で決まりでしょう!と真ん中に据えました。山下清の珍しい油彩画。背景の水色が鮮やかで目をひきます。

並べてみて、「うん、なかなかいいんじゃないの?」と満足して、noteに書くために改めて作品名を確認したところ、


山下清《ぼけ》 油彩/昭和26年

は・・・?
ぼけ・・・?
梅じゃないの?

新年早々、梅だと思ってぼけを飾るというボケをかましてしまった。

お後がよろしいようで…(全然よろしくないぞ!)
まあ、あの、同じバラ科の花ですしね。絵としては華やかで気に入っているのでOKです。


と、こんな感じで何かと詰めの甘いわたくしではございますが、2025年もゆる〜くnoteを続けていければな、と思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

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