マガジンのカバー画像

気になった記事

34
気になった記事をまとめて、勉強。それを、noteの記事作成に活かしていきます。
運営しているクリエイター

#エッセイ

国道沿いで、だいじょうぶ100回

子どものころ、大人気のお歌があった。 「奈美ちゃん、奈美ちゃん、どっこですか〜♪」 先生が歌えば、 「ここでっす、ここでっす、ここにいます〜っ♪」 子どもらは大喜びで、返事をする。 母が歌う。 「良太くん、良太くん、どっこですか〜♪」 弟はいつもどこかにいたけど、それは絶対に、ここではなかった。 ジッとしてられない弟だった。 だまってられない弟だった。 保育園でも、小学校でも、歩道でも、公園でも、どこでも無尽蔵に跳ねまわっていた。軌道がまったく読めないので、

弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった

高校から帰ったら、母が大騒ぎしていた。 なんだなんだ、一体どうした。 「良太が万引きしたかも」 良太とは、私の3歳下の弟だ。 生まれつき、ダウン症という病気で、知的障害がある。 大人になった今も、良太の知能レベルは2歳児と同じだ。 ヒトの細胞の染色体が一本多いと、ダウン症になるらしい。 一本得してるはずなのに、不思議ね。 「良太が万引き?あるわけないやろ」 ヒヤリハットを、そういう帽子だと思っていた母のことなので。 「ちゃうねん!あるんやて!」 ニコラスケイジ

なにも読むな、だれにも聞くな、ぜんぶ忘れな(君たちはどう生きるか鑑賞記)

スタジオジブリ『君たちはどう生きるか』を観た。 これだけを伝えたくて書いてるようなもんだけど、 なんも読まんといて。 なんも聞かんといて。 楽しみたいならば、今すぐチケットを買って、映画館へお行きなすって。 ツイッターも映画.comも、開くんじゃない! ネタバレがどうとかいう次元ではなく、映画にまつわる、どんな人のどんなささいな言葉も、なんぼの点数の星も、あなたの体験を汚してしまう。 子どものころに図書室で、だれにもなにも言われず、手にとった本がある。まっさらな

”何者でもない”30歳OLのInstagramアカウントが、漫画になるまで。

こんにちは!「おひとりさま。」(https://www.instagram.com/ohitorigram/) という、ひとり時間を楽しむメディアを運営している、まろです。 私は今30歳。某メディアで会社員として働きながら、個人でこのアカウントを運営しています。(フリーランスと思われがちですが、ばりばり会社員です笑) 実はこの度、このアカウントが原案の漫画『おひとりさまホテル』コミックス第一巻が、1月7日(土)から販売されました!! しかも、あの「いつかティファニーで朝

人々はなぜ「ビジネス書」を買うのか?

ライターの堀元見が、対談動画の中で「人々が求めているビジネス書」について語っていた。 上記動画は尺が長いので、気になった部分だけ。この世界にはいろいろな動機で本を買う人がいるが、ビジネス書を買い求める人の多くは、「簡単に相槌を打ちながら読める、ちょっとしたノウハウを求めている」と。 ビジネス書を刊行すると、「本についてしゃべってくれ」という講演依頼がちょくちょくくるらしい。しかし、そういう場では「すぐに役立つノウハウをしゃべってくれ」という意図が多く、それ以外のことを話す

ニートのnoteの育て方

皆さんお疲れ様です。 ※修正更新日 2024 9/1 3年noteで得た知識や経験、 運用法をまとめました。 全部1つの記事にしました 『面倒なので全部一緒にしちゃえ』ということで 情報量の満足度は問題なく期待に答えられると思っています。 この記事は私のnoteで得た知識からnoteを上手く活用するためのノウハウ、戦略が詰まった「マニュアル本」 何のスキルもないニートの私がフォロワー5000人に辿り着くまでに何を積み重ね、どんなことをしてきたのか具体的な方法と 3年活

¥980

【保存版】noteで使える著作権フリー画像サイトのおすすめ13選

noteで使う画像を使うときに知っていると便利なフリー写真素材サイトを紹介します。ネットにはフリー画像を配布しているサイトはたくさんありますが、素材選びよりも、どのサイトが安心して使えるのかが大切です。 今回ご紹介するサービスは、無料ダウンロード可能、著作権表記不要、商用利用可能のフリー画像・写真素材サービスです。 当たり前ですが、ダウロードしたものを誰かに再配布したり販売したりする行為は禁止されています。また、インターネットで拾った画像の無断利用は、著作権侵害になるので気

はじめて岸田奈美のnoteを読む人へ

100文字で済むことを、2000文字で書く。作家の岸田奈美です。 いることも、いらんことも、noteへ息を吐くように残しています。 お仕事のご依頼などはこちらにお願いします。 わたしについて1991年、神戸市北区生まれ。中学2年生のときに起業家の父が突然死、高校1年生のときに母が心臓病で車いす生活、弟が生まれつきダウン症。認知症で荒ぶる祖母と、よく吠えるかわいい犬の梅吉も一緒に毎日が楽しい。 関西学院大学人間福祉学部社会起業学科に在学中、株式会社ミライロの創業メンバー