他人にはわからない。(断薬日記)
10日前、断薬した。
たかが精神科の先生。私のことなんて分かるわけない。
先生の出す薬など信用できない。
身体に異変が起きたのは断薬3日目。
久しぶりに車酔いした。
車酔いぐらいあるよね。
その時はそう思っていた。
断薬5日目。
ふとODが頭をよぎった。
その時薬は手元に睡眠薬2つしかなかった。
仕方なくそれを飲んで寝た。
結果その日はずっと起きられなかった。
断薬7日目。
なんか身体の調子がおかしい。
花粉症になったかな。
風邪を引いたかな。
体温を測ってみる。
1度も下がっていた。
血圧を測ってみる。
下がもう少しで100だった。
こんなことにはなったことがない。
ここではじめて断薬のせいなのかなと思った。
断薬8日目。
朝まだ昨日の血圧が下がらない。
お昼は飼い猫の病院について行った。
その後だった。
急に力が抜けて起き上がれなくなった。
ベッドに張り付いた。
母が心配して夜間に連れて行ってくれた。
胃の調子が悪いということで胃薬を処方してもらった。
断薬9日目。
とうとうベッドから動けなくなった。
断薬10日目。
ベッドに横になっても、車に乗っても、
呼吸がおかしい。
過呼吸になっていた。
苦しい。
私は母にバレないように闘った。
明日は急遽精神科受診を入れてもらっている。
きっと。
きっと先生にはわからないだろう。この苦しみは。
もう涙も出ない。
諦めだろうか。
失望だろうか。
こんなことどうってことないのか。
そうなんだ。
こんなことで死なないもの。
内科に行ったら血圧が40上がっただけで何?
それだけだった。
きっと明日精神科に行ったら、
過呼吸?そんなのすぐ治る。
そう言われる。
だから私がおかしいのだ。
こんなことで騒いでいる。
どうってことないのだ。
「死にはしない」
私はそれが悲しい。