完璧主義の25歳SEが無理しない生き方を手に入れた話【POSIWILL CAREER体験談】

・残業時間:約45時間/月(6か月間連続)
      それ以外の期間も残業多め
・深夜勤務:1回/1~2か月
      最長:15時~翌日4時勤務
・メンタル不調による休職経験:2回(計5か月半)

社会人3年目の終わりごろ、私はこんな経験をしていました。

人によっては「残業45時間くらいがどうした」と思うかもしれないですが、私はこれで休職せざるをえない状態になってしまいました。

メンタルの不調は誰にでも起こりうるものですが、特に私は落ち込みやすく引きずりやすい性格のため、しばしば調子を崩していました。
さらに完璧主義でもあるため、仕事にしろプライベートにしろなんでもかんでも完璧にしないと気が済まず、中途半端が嫌で残業も増えていくばかりでした。(業務量が多かったのが一番の理由ですが……)

今回は、このような社畜生活を通してメンタルがズタズタになった私が、POSIWILL CAREERと出会ったことで無理をする生き方をやめた話を書いてみようと思います。
完璧主義すぎて生きづらいと思っている方や、仕事がつらい方、休日も仕事のことを考えてしまうような方、もちろんそれ以外の方にも読んでいただければ幸いです。


■POSIWILL CAREER受講開始前までの経歴

【年齢】25歳
【学歴】大卒(文学部)
【業界】IT(SIer)
【経歴】新卒1社目/入社3年目
【職種】システムエンジニア(SE)
【性格】几帳面/完璧主義
【その他】休職歴あり

POSIWILL CAREER(以下、ポジキャリ)受講前の私の経歴はこんなかんじでした。
最初にも書きましたが、私はこの時点で2回(計5か月間)の休職経験がありました。
ちなみに休職原因は下記のような理由です。

○1回目の休職
1回目は、なにかと高圧的な上司がいたことが原因でした。
当時まだ社会人2年目になったばかりの私はまだまだ知らないことばかりだったのですが、この上司に「こんなことも知らないの!?」と言われて落ち込み、早くも「もう無理だ」と思い始めました。
他にも「無理だ」と思うことが多々あり、通勤中の電車で涙を流すこともありました。
途中でテレワークになったものの、落ち込んだ気分を引きずり続けて改善されないまま、休職となりました。

苦手な上司……

○2回目の休職
2回目は、残業が多すぎることと責任ばかりが増えていくことへの重圧が原因でした。
新人2人+2年目社員1人+私という小規模チームのチームリーダーを任されたのですが、当初からメンバー構成に疑問を感じていました。
「業務を回しながら新人2人と2年目社員の教育をするなんて、絶対に私だけでは人手が足らない」そう感じていました。
上司に相談したものの結局なにも変わらず、結果、私は約45時間の残業を半年間連続ですることになり、お客様との打ち合わせの途中で涙が止まらなくなるという状況になってしまいました(お客様に何か言われたわけではなく、唐突に……)。
そして、そのまま休職に。

残業多くてつらい!!

そんなこんなで、「もう残業嫌だ!SE嫌だ!」と思い、休職明けに転職活動をしました。
が、結局上手くいきませんでした。
新卒の就活のときにもまともにできなかった自己分析を、今回もネットにある”それっぽいもの”を使うだけで済まし、面接でも上手く話せず。もう転職しなくてもいいかなとも思ったり。
最終的に面接が面倒になってしまい、転職活動を中断しました。

■ポジキャリとの出会い


ポジキャリとの出会いは、私が転職活動を始める数カ月前に、大学時代の友人がポジキャリを受講して転職活動に成功したという話を聞いたときでした。
最初は転職活動に課金するのか……と思っていたのですが、

・自己肯定感が上がった
・自分の強みがわかるようになった
・めちゃくちゃ肯定してくれる!


と言った話を聞くうちに、「いいな」と思うようになりました。
ただ、この時点での私は具体的に転職活動をしようとは考えていなかったので、「いいな」と思うだけで終わっていましたが。

■ポジキャリ受講の決め手


話は戻って、私が転職活動面倒だなと思い始めていた頃。
ふと、友人が話していたポジキャリの話を思い出しました。

自己肯定感は低いし、自分の強みがわからない。もしかして、今の自分に必要なのはこれでは??

と思いました。
ということで、早速無料カウンセリングに申し込みました。

カウンセラーは杉山さん。第一印象は「優しそうだなあ」というかんじでした。
カウンセリングを受けてみて、

・ほんとにめちゃくちゃ肯定してくれる!!
・これは自己肯定感上がりそ~~~

と思いました。

また、カウンセリングの中で次のような話がありました。

①自己肯定感が高められるかどうかは個人差があり、半年くらいの期間が必要
②自分と向き合うことで辛くなることもある

まあ一筋縄ではいかないこともあるよ、ということですね。
ただ、これを聞いて私は、カウンセリングを受ける前よりもポジキャリ受講しよう!という気持ちになっていました。

①については、自己肯定感を高めるきっかけだけでもつかめればと思いましたし、
②については、正直なところ休職を繰り返す今がすでに辛いので、今後良くなる可能性があるならやってしまった方が後悔しない!と思いました。

というわけで、私はポジキャリ受講を決めました。

その後、直前まで精神科に通院していたこともあって心理士の方との面談も行ってから、事務局の方から契約などの説明を受けました。
プランは自己分析等が中心の「キャリアデザインプラン」を選びました。
(転職活動のサポートを含むプランもあったのですが、実際に転職するかどうかわからないなと思ったので)

■トレーニング(キャリアデザインプラン)


カウンセリングに引き続き、トレーナーは杉山さんが担当してくださいました。
私が選んだ「キャリアデザインプラン」は全5回のトレーニングがありました。
その中でも、印象に残ったワークや言葉などを紹介します。

①「褒められるなどの評価が本当に正しいのか疑う」ことは普通はしない
初回トレーニングで杉山さんから言われた言葉です。
私は、幼い頃より他人からの自分に対しての評価(特に良い評価)を疑いまくって生きてきたので、「マジで???」と思いました。これまであたりまえにしていたことだったので、とにかく驚きました。

ちなみに私がこれまでに疑ってきた評価の例は、下記の通りです。

(1)小学生時代の成績
小学生時代、通信簿の成績がほとんど3段階評価の最高評価:「よくできる」だったのですが、正直「こんなのあたりまえでしょ」「みんなに「よくできる」つけてるんでしょ」「最低評価を取るなんてあるわけない」と思っていました。
私自身一度も見たことがなかったです。弟の分でも見たことがなかったかもしれません。

(2)大学受験の結果
高校時代、某大学の受験で特待生合格の通知を受けました。
が、試験後は「これは落ちたな……」と思っていたので、何かの間違いかと思いました。ちなみに、受験した一般試験すべてで「落ちたわ……」と思っていたのですが、全部合格していました。

(3)仕事の効率化
仕事で依頼されたタスクをツールを使用してできる方法があったので試したものの、結局上手くいかずに手作業でやったのですが、このことを同じチームの人に報告したら、ツールを試そうとしたことに対してすごいと言われました。
正直私としては仕事で効率化するなんて当たり前では??と思いました。

なぜこのように疑いまくる考え方をしてきたかをトレーニングの中でたどっていくと、祖母の一貫性のない発言がきっかけとしてあがりました。
祖母は親戚からメールが来ると「めんどくさい、こんなもの送ってきて……」というふうなことを言うのに、逆にメールが来ないと「なんでメールのひとつもしてこないの?」というふうに言っていました。
しばしばこのような発言をしていたのですが、これを聞いて私は「どっちが本当なんだ」と思い続けてきました。

幼い頃からこのような経験をし続けてきた私は、何を信じればいいのかよくわからなくなってしまったようです。

この「評価を疑う」ことはあたりまえではない、という言葉から、自分にとってのあたりまえが他の人にとってのあたりまえではないことに気づかされました。

②ちょっと不真面目になるワーク
これは完璧主義ゆえの生きづらさをなくしていくために始まったワークです。
全てに全力を注ぐのではなく、こだわらないことには70%くらいの力で(良い意味で)不真面目にやろう!というもの。実行したことを毎日杉山さんに報告しました。

このワークを始めたばかりの頃はかなり苦労しました。完璧にしないって難しいなと思いながら取り組んでいました。
学生時代からサボることが苦手だった私にはかなりの難題でした。

ただ、次のトレーニングで、

「難しいと思えること」=「すべてを完璧にしなくて良いということと向き合えている」

という風に杉山さんがおっしゃってくれました。

言われるまでその発想はなかったのですが、この言葉で少し取り組みやすくなった気がします。

このワークのおかげで、

・すべてが完璧である必要はない
・完璧にやらなくてもなんとかなる

と考えられるようになってきました。

③「仕事は頑張らなくてもいい」
非常に衝撃を受けた杉山さんの言葉です。「えっ、そうなの??!」というかんじ。
給料をもらっているのだから仕事は頑張って当たり前だと思っていました。まあもちろんサボりまくっていいという意味ではないですが(笑)。

頑張り方は人それぞれだから、自分が苦しくならないように自分なりに頑張ることが大事なんだと気づきました。

適度に頑張る!!

④ライフキャリア設計ワーク
「4つのL」から現状、そして未来の理想像を考えるというワークです。
「4つのL」とは、下記の4つ。

・Labor(労働):仕事内容・働き方・お金
・Love(愛):家族・パートナー・友人
・Learning(学習):学び・自己啓発
・Leisure(余暇) :遊び・余暇・趣味

この「4つのL」の比重を出したところ、Leisureが圧倒的に。
とにかく趣味が大事!!ということが数値として現れました。自分でもはっきりと自覚はしていましたが(笑)

そこで、この一番大事にしている趣味から、向いている仕事や仕事に求めていくことを見つけていくことになりました。

私の趣味はいろいろあるのですが、特に推しの応援、いわゆる推し活が最近一番やっていることです。推しに対してなら金額を確認せずにお金を出しています(笑)

とりあえず財布を出す(笑)

推しは声優兼歌手で、出演しているアニメを見るのはもちろんですが、推しが出演しているイベントや、ライブに行くことも好きです。これに対して、杉山さんから「なぜ好きなのですか?」と質問が。

「いや、推しが好きだからだな……」と思いましたが、「なぜ?」を繰り返していくと、

「推しの頑張っている姿を見たい」
→「興味のある人に対して、(お金・時間等を使って)注力することに楽しさ・価値を感じている」
→「人の成長を応援できる・喜べる」

というところまで行きつきました。考えたこともありませんでした(笑)
でも、思えば学生時代の部活やサークルなどで後輩指導にあたることが多かったかもしれない……。

このことからわかった私に向いている仕事は下記の通り。

・人の成長を応援できる・喜べる仕事
・「この人の役に立てる」と思えるような仕事

自分に向いている仕事がさっぱりわからなかったので、良い気づきになりました。
また、人の成長を喜べたり、役に立てるように頑張ろうとすることは、誰でも当たり前のことではない、自分の強みであることに気づきました。

⑤ジャーナリング/テーマ「未来について」
「ジャーナリング」というものをご存じない方もいるかもしれません。

「ジャーナリング」とは、

・「頭に思い浮かんだことを紙に書き出す行為」

のことです。「書く瞑想」とも呼ばれています。

※下記、杉山さんから教えていただいたジャーナリングについての記事です。ぜひ読んでみてください!
https://note.com/_cozucozu/n/n7040daf1912c

今回は「未来について」をテーマにして、ジャーナリングをすることになりました。
未来でこうありたいという理想の人生や理想の大人像について、書き出していきました。

ジャーナリングする前は、「未来なんてよくわからない!」というかんじでしたが、ジャーナリングしてみると意外と頭の中にあったばらばらの考えが整理されていきました。

結果、私は、

心にゆとりがある生活

を求めていることがわかりました。

「理想の人生」にも「自分にとって楽しいと思える時間」にも「理想の大人像」にも全てに対して、このワードをあげていました。

さて、「心にゆとりがある」ときってなんですか?と杉山さんから質問がきました。

たしかになんだろう……。今まで具体的に考えたことがなかったです。しっかり考えてみた結果は、下記の通り。

「心にゆとりがある」とは?
○仕事
・昼休みを削らないといけないような状態(仕事量)ではないとき
・残業が多くない(=定時内で完了できるような仕事量である)とき
○プライベート
・休日に仕事について考えなくても良い状態のとき
・ゆっくりできる時間/アクティブに動ける(趣味・旅行等)時間どちらも確保できるとき

そして、ジャーナリング結果から、人生で大事にしたいことや叶えたいことである「人生の軸」が設定できました。

人生の軸
○心にゆとりのある人生
・自分のペースで落ち着いて仕事ができる/生きることができる
 →残業/仕事量が多すぎない
・プライベートも仕事も楽しめる
 →プライベートに仕事のことを持ち込むほど、仕事にとらわれることがない

■トレーニング(人生伴走プラン)


5回のトレーニングが完了した後、「人生伴走プラン」という1年間サポート延長+面談5回を実施できるプランを利用することにしました。

延長しようと思った理由は、下記の3つ。

(1)転職活動をすることにした
←未来についてジャーナリングした結果、人生の軸として「自分のペースで落ち着いて仕事ができる」を設定した
  ←現職では残業が多く、落ち着いて仕事をすることはできないと考えた
(2)面接で話すことに苦手意識がある
  ←杉山さん曰く、「トレーニング中の会話で、ちゃんと話せてなかったことはなかった」とのことで、完璧にこだわっていることに言われれば気づくくらいの状態なら延長もアリと勧められた
(3)自分ひとりではなく、ポジキャリのトレーニングを通して、自己肯定感を高めたいと思った
←ポジキャリ受講前のカウンセリングで、「自己肯定感が高められるかどうかは個人差があり、半年くらいの期間が必要」という話があった

ということで、こちらでも印象に残ったワークなどなどをご紹介します。

⑥Good&Moreワーク
Good(良かったこと) とMore(改善点)を毎週トレーナーに報告するといった内容のワークです。
上手くいかなかったこともそのまま受け止めて、少しずつ改善していくといったふうに、自己受容と完璧主義の緩和を目的としたワークでした。

以前の「ちょっと不真面目になるワーク」と同じく、私にとってはやはり難しいワークでした……!
最初のうちは、GoodやMoreに書ける内容だ!と思ってメモしていたのですが、仕事が忙しくなってくると週末になってからなにがあったっけ、と思い出す流れになってしまいました。(もちろん、それでも問題ないのですが)

こんなこともあり、忙しいとどうしても自己受容の意識を忘れがちになってしまうなあ、と感じました。
逆に、そんなに忙しくないときは以前よりも自己受容の意識がついてきてもいることに気づきました。

⑦理想の職場言語化ワーク
転職を決意したということで、自分にとっての「理想の職場」とはなにかを考えました。
今まで「こんな職場がいいなー」などとは考えてきましたが、ちゃんと整理したことはなかったような気がするので、良い機会になりました。

整理した中で一番重要視していたのは、「残業が少ないこと」。これまでの休職のこともあったので、健康的に働けることを重視しました。

ここで整理した内容から転職活動の軸が下記2つに決まりました。

(1)無理しすぎない環境
(2)成長している実感が得られる

この軸と以前のワークで見つかった強みをもとに転職活動を行い、無事に1社から内定をいただくことができました。

転職活動も無理は厳禁!ということで、あまりたくさんの企業に応募しすぎずに様子をみながら応募していました。おかげで面接が立て込んで嫌になったりすることもなく乗り切ることができました。

■ポジウィルを通じて得た変化


ポジウィルのトレーニングを通して、考え方がかなり変わったなと思います。具体的には下記の通りです。

・なんでも完璧にしなきゃいけないことはないと気づけた/行動に移せるようになった
・完璧にできない/失敗してしまったときの自分も受け入れられるようになった
・失敗しても引きずりすぎないようになった
・自分の強みがわかった

トレーニングを受ける前より生きやすくなったなと感じています。
これまでは昼休みにも仕事しないと間に合わない……。くらいの気持ちでしたが、今では昼休みは1分たりとも無駄にしないで休むぞ!と思ってやっております。

休日もこれまで仕事のことばかり考えていたのがウソのように何も考えずに過ごせています。おかげさまで趣味に全力投球しています(笑)

メンタルの方も良好で、あまり落ち込みすぎないようになりました!失敗しても、そんなときもある、次頑張れば良い!の精神です。

ハッピー\(゜∀゜)/

■おわりに


メンタルを崩すと仕事どころか日常生活すべてに支障が出てしまいます。
楽しみであるはずの趣味さえも楽しめなくなってしまいます。

本当はメンタルを崩す前に予防できれば良いのですが、どんなに予防しても予防しきれないことはあります。風邪と同じです。

もし、メンタルの調子が悪いなと感じたら、とにかくまずは心と身体を休めましょう。そして、自分が生きやすい・苦しくない方法を見つけていきましょう。無理せずゆったりと自分のペースで生きていくのが一番です。

もし自分で無理しない生き方を見つけるのが難しいなと感じたら、ぜひ一度POSIWILL CAREERの無料カウンセリングで相談してみてください。

きっと自分なりの生きやすさを見つけられると思います。

最後になりましたが、トレーナーの杉山さんはじめ、関わってくださったすべての皆様、本当にありがとうございました!!


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