【短エッセイ】違うを落としていこう
昼休み、外に出て休憩中、肩にトンボが止まった。
お?全然離れない。
糸トンボの赤ちゃんかな、ものすごく小さい身体でしがみついている。
強い風にも負けないってね。
そんな姿を見ながら、会社にしがみついてしまっているんじゃないかと考えた。
辞めたいはそこまでないけど、なんか違う。
3年目に辞めたいと感じたあの感覚とは違う。
もう40代、
そろそろ違うは削ぎ落として
有り余っているエネルギーを発散させようか。
凛とした自分でありながら、できることから進めよう。
杏