毎週木曜日
アンズデザインです。
昨日は5回目の授業。
学校行事の兼ね合いで2週空いたので
随分久しぶりな気がしました。
授業のはじめに出欠をとり、
講義シートでモニターレクチャーをしてから
実作業の見回りとフォロー。
いまだ「せんせ」と呼ばれることには慣れずにいますが
90分を自分らしく流せるようにはなってきました。
スマホ世代、PC作業に不慣れな学生も結構いて
PC×サーバー間のデータ移行に手こずったり
ファイルを閉じるにはどうしたらいいの?
と、
毎日毎日PCに触れている私からすると
「ええええぇそこから?!」と驚く瞬間もあったりなかったり。
ある程度使い慣れているから、なんてことない手順や操作も
不慣れな人からすると、複雑に見える。
気づかずうちに「知ってる然」で話をしないように注意しなくちゃなと、
いつも反省があります。
初回の授業で
デザイン系ソフトは触れる時間の量と失敗の積み重ねで仲良くなるから
「とにかく触って失敗してください」
「PCがおかしなっても壊さない限りなんとかなるから、そのときは呼んでください」←THE大雑把
といって授業時間の大半、できる限り長い時間
作業をしてもらうようにしてます。
そしたら「せんせ!」と、ピーンと手を挙げてから気づいて欲しくて、
その手をピピーンと伸ばして催促する子がいたり(←かわいい)
「もうだめだ分からん」「前回いなくて何やってるか分からない」と
嘆く子もいたりで、時間目一杯動き回って教えたり元気づけたり
ちょっと大変になりましたが、
過去にデザイナーのひよっこ社員の研修したり
原稿を見てた頃のことを思い出して懐かしくなりました。
毎回、どんな困り事を「出来た!」に変えられるかは私にとっても挑戦で「なんやこれ!」と言いながら一緒に解決していくのは性に合っているようです。
1クラス30名×3クラス 90名
朝9時からの授業は、なかなかハードルが高いようで、机に突っ伏して”ねむ〜”状態の学生もチラホラ
●説明の時寝てて、作業になると黙々と手を動かし始める学生
●先回りしてどんどん課題を進めている学生
●自分の作業を終えたら、隣近所の学生の手助けをする留学生
空想好きの私としては、
この子は将来バリバリ仕事やって昇っていきそう、とか
この子は表現好きそうだからクリエイティブ畑かな、とか
この子はバランス悪そうだけど感性めちゃ良さそう、とか
いろいろ想像するとウキウキします。
みんな黙って先生の話を聞き、
言う通りの手順で課題の進めるという授業よりは、
できるだけ、あーだこーだ会話が生まれる
「おしゃべりな授業空間」を目指したくて
(もちろんマナーはあります。)
社会では、効率の良さや競争、自分で組み立てられることが
重視されるから、90分という僅かな時間をどう過ごすか、
自分にとっていい時間にしたいと意識してもらうには、いろんな方向の刺激を入れ続けることがとても大切だと思います。
会話はその有効手段。
【せっかく気づいた不思議やハテナを後回しにさせない】
→「あとで聞こう・調べよう」=忘れる。(※自分経験調べw)
【困った時に「助けて!」と発信できること】
→社会に出ると、年齢が上がるにつれて、簡単に自分から助けを求め難くなるから、若輩者でいられる間は「すぐ人に聞くな」と怒られるまでは直ぐに聞くが大事。周りに「助けて・教えて」と発信する力を持つことは結果として自分を助ける大きいスキルだと思います。
教えてもらうことで、
誰がどんな引き出しを持っているか、知るきっかけにもなり、
新しい会話や繋がりが生まれるかもしれない。
仲間うちに限らず、誰とでも会話できる環境を作っておきたい
【授業を終えたとき、出来たことや達成感があること】
→小さいことでも「できた」があると嬉しいから、
授業を受けて楽しかった、得した!と思ってもらえる授業ができたら嬉しい。
そんなことを考えて
毎週木曜日を迎えています。
さぁ、今日も仕事がんばるか。
アンズデザイン