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私の婚活思い出話その1 学歴でウソつく男

ブログ書く主婦のANSYです。
しばらく私の婚活の思い出話を書きます。
10年以上前のことなので、現在と若干違うところがあるでしょうけど、こういう経験があったよ、と、自分を語ることで、婚活についての記憶を成仏させたいのです。
婚活に関する記憶は、まあ楽しかったのもありますが、トラウマ化したものも多々あり、そういうのを書き出して、心を鎮めたいと思います。よろしく。

私は結婚したいとは思っていた。
とても若いころから。
ただそれは、自分の家族を作りたいとか、子供が欲しいとか、純粋なものではなかった。
心病んでの社会人生活があまりにも苦痛で、そして実家の家族は、そんな私を
「怠けてるんだ」と非難し、結果、
「私は結婚して家を出れば、少しはマシな人生になるんじゃないか」という希望にすがるようになった。

しかし二十代で、お相手は現れなかった。
私はコミュ障だった。そのうえで喫煙癖があったので、男性からは敬遠された。
クリエイティブ系の仕事を少しした。ここでも恋人やパートナーはできなかった。

婚活サイトが出現したのが、私が三十路に入ってからだ。
お見合いパーティーに行くぞ!と、重い腰を上げたのもそのころからだった。

最初はお見合いパーティーに行ったけど、めちゃくちゃ緊張した。
次に、婚活サイトでお相手を探すようになった。
何人かとお会いしたけど、交際に発展せず。
そしてある日、とある男性と知り合った。

彼はプロフィール蘭に
「〇〇大卒」と書き、趣味は「フリーマーケット巡り」だった。
私は、まあいい感じかな、と思ってアプローチした。

待ち合わせに来た彼は、なんか……うっすらガラ悪そうで、会話をしていても、あまり盛り上がらなかった。
ファーストフード店に入って、彼は私を退けて、奥のソファー席にドスっと座った。
会話の内容は、まあ、人の悪口ばっかりですわ。
そして、
「大卒ってムカつくよな!」と、言った。
私はえ?と思った。だってこの人、自分だって〇〇大卒ってプロフに書いてたのに?
ああ、ウソだったんだね……。

学歴詐称以前に、彼はとにかくガラが悪く、ゴミ捨てるときも、プラスチックや飲みかけのものを、一気まとめてにゴミ箱に突っ込んでいた。

彼とは二度とは会わなかったけど、婚活でウソつく人はいるんだな、と知った。
後で分かるんだけど、ウソつきには高確率で遭遇する。

学歴、収入、年齢、さらには既婚なのに独身のフリをする、など。
婚活サイトはカオスだった。
でも私はそこにすがった。他にどうすればいいのか分からなかったからだ。
そしていろいろな男性と会った。


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