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巨乳にまつわる話


もしかしたら怒られるかもしれないが、私はずっと「巨乳」が悩みだった。

まあ、巨乳と言っても『PlayBoy』(…今もそうなのか?)に出てくるようなびっくりするほどの大きさではなく、落ち着いてからは最小でD、最大F… という感じで、ここまで来た。


巨乳の使い道?


私が思うに、女の子で胸が大きいといい事はあまりない。

Cぐらいだとまあまあ、全体的なバランスはいいし、服もそれほど選ばないので、一番ちょうどいいと思う。

D以上の時は、格段に巨乳のせいで似合う服が少なくなり、着物を着るときも潰すのが大変なのだ。(胸が大きいと帯のあたりが格好が悪い。)

それ以上大きい場合は、グラビアアイドルにでもならない限りは、特に使い道はない。

世の男性のある一定数は、確かに胸の大きい女の子が好きだ。

でも、巨乳で男の子にモテてもいいことは本当にない。

要は、胸ばっかりが好きな男の人が寄って来るだけだ。

私の人間性を「巨乳だから許す」とか言うような相手には、こちらからお断りだ。

ちなみに、これまで私の彼氏や彼氏候補の中で、私の胸が好き過ぎた人は大学時代に付き合った彼(N)と、イタリアの車掌ぐらいだ。

それ以外の彼氏は、巨乳か巨乳でないかよりも「私の身体」がいい、と思ってくれている人がほとんどだと思っている。(もしかしたら胸かもしれないけれど、幸いスマートで露骨な人はいなかったように思う。。。)

でも、あえて巨乳を使った例を挙げるなら・・・

・海外のクラブの長い行列で、ちょっと前に出たい時に。
… 巨乳の他に、英語力や愛嬌、ジョークなどの技能も必要だが…(苦笑)

・小さい子のお守りの際、落ち着かせる時に。
… でも変に好かれても余計に困る。(更に吸わせることは絶対ないし。)

・「罠」的に、単純そうな男性の興味を引く時に。
… でもこの手の男性は私の恋人のには不向き。あくまでも、飲んだ席などでのその場の女同士の冗談などで。

アラフィフの人生の中で巨乳と付き合ってきた中では、子供に吸わせることも無かった身としては(涙)、結局「巨乳は無駄だった」という結論だ。


巨乳との戦い…


小学生の成長期の頃が、胸の事で一番嫌な思いをした。

小学校三年生ぐらいでいきなり膨らみ始めた胸は、同級生だけでなく上級生からも、注目されていたようだった。

小学生というのは、ちょっとでも自分と違っていることに敏感だ。

からかうような男子には、「力でモノを言わせて」黙らせることができたので、なんとか対処できた。(その当時は腕っ節がかなり強かったので、同学年はほぼ子分だった。)

ただ、同性の女子同士にはそうはいかない。。。

同級生の女子からは意味もなく羨ましいと言われたが、裏では「胸が大きくなるのは頭が悪いからだ、ってお母さんが言ってた」という事を言われていたのを偶然聞いた。

それを聞いて悔しくてたまらなかったので、勉強を頑張り学年1-2位をキープし続けた。

作文やそれ以外でも賞を取ったり、クラブ活動も全力で頑張ったら選手に選抜されたりしたので、「胸が大きいのは…」とは言われなくなったが…まあ、今度は違う悪口を言われたので、そんなものかと。

それよりも知らない上級生の女子から、廊下ですれ違いざまに胸を掴まれたり、ある時は数人に取り囲まれたこともあった。

なので、小学校の最上級生になるまでは、廊下では一番緊張し、前面と背後から来る上級生の女子にはいつでもかわせるようにしていた。(気分的にはゴルゴ13のようだったかも。笑)

ただでさえ自分ではどうにもできない変化にも戸惑い、周囲の反応に驚き、そして辛い目に遭ってきた。

学校としてはそういう状況を心配して、三年生以上の各クラスで指導も入ったらしかった。

そして私には、というとお昼の時間に担任の男性教師に呼ばれ教壇に立たされ、「身体の変化は当然の事だから気にしないように。素晴らしいことだ。」というお説教みたいなのを延々とみんなの目の前で言われた。

はっきり言って当時の私には今で言うセクハラ、拷問のような時間(30分ぐらいだったが3時間ぐらいに感じた)だったのは今も覚えている。

目に涙を溜めてその時間を必死に耐えた。ただでさえ辛い日々なのに何故そんなことをされなければならなかったのか…それまで大好きだったこの先生のことが、この日を境に大嫌いになったのは確かだ。

中学生になると、周囲も胸が膨らみ始めたので、私の胸も注目されなくなり大勢の中に紛れることができた。

もう学校の廊下で、緊張しながら背後を取られないように気をつける必要もないし、前から来る見知らぬ女子が襲ってきた時どう交わすかに考えを巡らせる必要もなくなった。

中学生になってその他大勢に埋没できるようになってからは、かなりリラックスして、更に勉強やその他の活動も力を抜いたため、成績は下がったが。(一気に急降下して、更に親が心配に。苦笑)

そんな私の「胸の葛藤期間」は本当に深いトラウマにもなりそうだったが、その後受験やらいろいろ忙しかったのであっという間に忘れていた。

そう、トラウマは自分で忘れれば以降深手を負わなくていい。

私にとって、いつまでもマイナスの感情に縛られなくていい方法が「早めに忘れること」だと気付いてから、自分のいい加減さを利用してできるだけ忘れるようにしている。(忘れすぎて困るぐらいに。笑)


巨乳とのおつきあい


その後、仕事をしていた時は「ああ、あの胸の大きい子だ」という風に覚えられた場合は、あまりいい仕事に繋がらない。

また変に「女を使った仕事」に繋がる系は、避けた方がいい。後から必ず嫌な思いをすることになるからだ。(分からず変な方向に持ってこられそうになって、逃げだしたこともある。)

夏などで、電車で勝手にガン見してくる男性もいるが、そういう見知らぬ人に無駄にサービスする必要もないし。

そして、更年期になってホットフラッシュが来る時は、これまでのように隠すような服だとむちゃくちゃ暑いのだ・・・。大好きだったタートルネック系の服が、ここ数年全く着れなくなったので、現在処分中だ。

なので、最近はメッシュ系の服が多くなってきた。程よく隠れるが、風通しもよく冷えすぎず暑すぎず…ひそかにおすすめだ。(笑)


現状のカップサイズはE。でも、巨乳は下がってくると醜い。

更に年を取ってくるとアンダーバストの位置とトップバストの位置が、引力に従って下がってくるものだ。

なので、この年齢こそブラジャーに気を付けるべきだと思う。

アンダーを支えてトップを持ち上げる系を、自分の体形に合わせて選んだほうがいい。

…そういう私は、この数年この”ブラジャー難民”だったのだ。

そして昨年、やっと理想のブラジャーと出会った。

このブラジャーを変えてからいいことは、

・胸周りにメリハリがついた。
・アンダーバストが痩せた。
・姿勢が良くなった。
・肩こりが減った。
・腰痛が無くなった。

これを実感してから、同じく気になって来ていた友人に勧めたところ、彼女も「変わった!」という結果が出た。

ちなみに、私はスポーツブラでちょっと特殊な形、友人の一人はナイトブラで普段使いもできるもの、そしてもう一人の友人はとある有名メーカーのを選んだ。

それぞれの体形に合わせて選ぶべきなので、自分の体形に合ったものを諦めずに探すことをお勧めしたい。

ちなみに巨乳に限らず、小ぶりな方も、ブラジャー一つで変わってくる。


・・・そう、今回は「胸」について考えたことからこんな内容になった。

たかがブラジャー、でもされどブラジャー。

女って、いくつになっても大変だ。(溜息)

でも、諦めずやっていこう。



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