【#もしもの備え】震災から復興、そして安全な未来へ繋げていく使命
今回は、「もしもの備え」についてDeepLiquid事業部マネージャーの坪井さんにお話をうかがいます。
東日本大震災を経て、福島で見た現実と現在の仕事を通じて実現したい未来を語っていただきます。
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ーー現在に至るまでの経歴を教えていただけますか。
2011年3月に起こった東日本大震災を機に、福島県にて警察官となりました。震災の復興が少し落ち着いてきた頃にAI系の企業に転職し、その後ご縁があり当社にJOINしました。
ーー震災を経て危機管理・事故防止という観点で気づきなどはいかがでしょうか。
すでにご存知かと思いますが、福島は震災により甚大な被害と今もなお復興・再生に向けた取り組みが続いています。
誰もが震災で色々なものを失うなんて考えてもいなかったと思いますし、想像もしていなかったと思っています。
この経験を通じて、改めて危機管理や事故防止ということの大切さを街の人たちから考えさせられました。
ーー危機管理や事故防止について感じることをもう少し伺いたいです。
現在、主に製造業のお客様と接することが多く、危機管理などを実施していても事故を0にすることが難しいのが実情です。
例えば、大気汚染や水質汚染、土壌汚染など何らの理由で公害となってしまい、周辺地域などへの影響もその1つです。
過去には、工場から流れ出た汚水により周辺住民の健康被害や作物、生態系への被害など、膨大な損害賠償と信頼の損失が大きな事例もあります。
製造業の生産現場における環境負荷低減や事故防止は、各企業で取り組みが動いていますが、人が介入をして未然に防ぐには限界もあり、想定外な被害を起こしてしまう危険は常に隣り合わせです。
また製造業においては製品不良や転倒や転落などをはじめとする業務中に起きる労働災害、震災や台風などによる天候リスクなど、もしもの時でも事業を継続できる対策をとることが非常に重要になっています。
ーー未然に防ぐという点で流体の異常検知を得意とするDeepLiquidは有効的な手段の1つかと思っています。具体的にどんなことができますか?
監視したい箇所にカメラを設置するだけで日々の検査を自動判定してくれます。例えば、工業排水であれば普段油が浮いていない水面に油が浮いていることを検知「油面検知」や液体中の濁り物質の量を測定する「濁度検知」など様々な利用が可能です。
DeepLiquid Lite(ディープリキッド ライト)はDeepLiquidのノウハウを活かしたパッケージとして、AIをもっと気軽に使っていただけるサービスとして展開しています。
ーー最後に、メッセージをお願いします!
被災地の福島で感じた地域の人との繋がりで改めて安心・安全な未来を創っていきたいと思い、今の事業を日々推進しています。
実際に自分自身が当事者にならないと実感できないこともあるかと思いますが、「もしもの備え」は大切です。
ご自身だけではなく、家族や将来の子供たちのためにも1人1人の心掛けでより良い未来をぜひ創っていきましょう。
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