読んだ本【2023.01】
悪童日記
ふたりの証拠
第三の嘘
アゴタ・クリストフ/堀茂樹 訳 (ハヤカワepi文庫)
マリオネット・エンジン
西澤保彦 (講談社ノベルス)
西澤保彦のSF短編集。
文庫化していないからなかなか見つからなかった。仙台の古本屋で見つけた。
普段ミステリを書いている人だから、話の途中でミステリ的な展開に(書いていて)なったりしないんだろうかと思った。読んでいてミステリにならないから変な感じがしたけど、性的な要素を入れてくるのは西澤保彦だなぁと思った。表題作と『家の中』が好き。
やっぱり西澤さんはミステリの方が好きだと思った。本人はSF作家を目指していたみたいだけれど。いっそのこと、SFの長編を書いてみてはどうか。でも、特殊設定のミステリは充分SFだしそのスタンスを突き通してほしいものでもある。
今年初西澤保彦。積んでいる西澤保彦がいっぱいあるので毎月1冊は読みたい。
横浜駅SF
柞刈 湯葉 (KADOKAWA)
設定が斬新でよい。横浜駅は日本のサグラダファミリアだからな、ていうネットのジョークみたいのをSF小説にしてみましたという本。ところどころに、2つで十分とか42とかのネタがあってニヤリとしながら読めるのが良かった。
こういう荒唐無稽な妄想力をもてるのすごい。駅が増殖? 何いってんのって冷静になってしまうから、僕にSFはきっと書けない。
仏教なるほど事典
小宮山 祥広 (ナツメ社)
章によってレイアウトが2段だったり3段だったりするのが気になってしかたがない。深い知識ではないけれど勉強にはなった。やはりこの国は仏教に影響を受けた各種行事などが根付いているんだなという印象を強くする。自分が意識してもしなくても。
まとめ
全然読めなかった。
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