エンジニア採用が難しい3つの理由
エンジニアの採用が難しいご相談を受けることが非常に多く、その原因について今回は解説いたします。
転職市場が過熱している
まず転職市場では圧倒的にエンジニアの数が少なく、需要(求人数)と供給(転職者)のバランスが非常に悪いです。
エンジニア需要は近年の「DX」やAI開発、データサイエンス、ブロックチェーンなどの高度なITスキル活用によるエンジニアの需要が非常に伸びています。一方で日本の労働人口は減少傾向でもあるため、エンジニアの就業割合が伸びたとしてもエンジニアの需要に追いつく程増えてはいません。
転職者であるエンジニア観点で見ると選択肢はかなり多いと言えます。転職の軸となるのは「職務内容」「待遇」というのは他の職種と同様ですが、「開発環境」なども重視して活動を行っています。「開発環境」というのは開発におけるPCのスペックや言語・ライブラリなどはもちろん、社内エンジニアと切磋琢磨できるか、勉強会等の技術研鑽を行う風土であるかなども含まれます。エンジニアの技術トレンドは移ろうことあるため、常に技術に対するアップデートや磨きをかけることの重要性が他の職種よりも高いと
言えるかもしれません。
そのため働きたいと思う企業に応募が集中していると言えます。
採用手法の分散化が進み、効率的な採用が困難
エンジニア採用をするにあたって「求人広告」「人材紹介」「ダイレクトリクルーティング」の最も活用される手法に続いて「コミュニティ採用」「タレントプール採用」「リファラル採用」などの導入も進んできました。
導入が進む背景としては
・採用市場にエンジニアがいない
・採用コストの上昇
があげられます。
採用市場にエンジニアがいない
は上述でも記載の通りですが、求人広告を出しても応募がない、人材紹介に依頼しても推薦がない、ダイレクトリクルーティングで探しても見つからない/返信がないということは日常茶飯事です。
エンジニア採用をする上で「採用コスト」というテーマは必ずと言ってよい課題となります。一人採用するための金額は(職種やスキルによりますが)200万円や300万円という金額は通常コストとして発生します。例えばエンジニアを10名採用しようとすると数千万円の採用コストを見込む必要があります。
上記を理由に新しい採用手法や採用コストを下げるための施策として「コミュニティ採用」「タレントプール採用」「リファラル採用」が進み、より候補者であるエンジニアの市場分散が進みました。エンジニアの市場分散が進むことで採用担当者の時間工数も分散され、必要な専門性も多岐にわたるようになることも採用難易度は上昇の要因とされます。
採用担当者に専門外のスキルセットを求められる
そもそもエンジニア採用を行うにはエンジニアの職種・スキル理解が一定程度必要となリマス。多くの採用担当者とお会いしましたが、この理解を乗り越えるためのハードルが高く感じられるようです。
その理由は技術者の職務経歴書は専門用語などで4-6割程度は知らない単語が記載されている可能性もあり、理解をすることを諦めるケースも見られました。
最終的には担当範囲の技術概要を理解していくしかないのですが、エンジニアの理解が困難であるということがエンジニア採用=難しいという実態に加わっています。
エンジニア採用については困難ですが、正しく採用チャネルを選択、自社のPR方法を適切に実施、しっかりと時間的工数も確保をすれば採用は必ずできると思います。そのようなお客様企業をたくさん見てきました。
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