オウンドメディアリクルーティングってなに?
さて、今回の記事では、「オウンドメディアリクルーティング」についてご紹介していきます。
以下にお悩みの経営層、人事、採用広報のみなさまにはぜひご覧いただきたいと思っています。
・現状の採用手法だけでは限界があり、新しい採用手法に取り組みたい
・採用コストが高騰しており、削減したい
・情報発信を通して、自社の採用力を強化したい
近年、採用方法が多様化しており、これまでの採用手法だけでは、自社の採用要件にマッチする優秀な人材を確保できないとご相談いただくことも増えています。
ただ、新たな採用手法に取り組もうと思っても、どの採用方法を活用すべきなのか判断が難しいのではないでしょうか。
この記事では、採用を取り巻く状況の変化や、さまざまな採用手法の中でも、あらゆる採用手法の土台となり、自社の魅力の訴求でき、採用コスト削減にもつなげることができる「オウンドメディアリクルーティング」に焦点を当てご紹介します。
・求職者を取り巻く状況の変化
「ソーシャルメディアの浸透」、「スマホ普及率95%以上」、「情報量の爆発」など求職者を取り巻く環境は大きく変化しています。
情報量が激増する中、求職者は必要のない情報は排除し、自分にとって有益な情報のみを集めるため情報リテラシーが高まっています。
これにともない、求職者の価値観も変わってきています。
従来の仕事に求める要素は画一的で、「企業ブランド」、「役職」、「金銭報酬」が重要視されていました。
現在は、従来の要素だけではなく、「仕事を楽しめる環境か」、「働きやすい職場か」、「社会に貢献できるか」なども重要視されるようになりました。
個人の価値観に沿って仕事を選ぶ時代に、求職者の知りたい情報や、価値観に合う情報を伝えなければ自社が求職者に選ばれる可能性は下がってしまいます。
・オウンドメディアリクルーティングとは
求職者の価値観が変化する中で、しごと探しの際に参考にする重要な情報収集の場として、オウンドメディア(企業のホームページや企業の採用ページ)があげられます。転職の際には、求職者の約8割以上が閲覧しているというデータもあり、オウンドメディアを情報発信の中心にすることはとても効果的です。
こうした背景に対応するための採用手法(オウンドメディアを中心とした求職者への情報発信)がオウンドメディアリクルーティングです。
オウンドメディアリクルーティングとは・・・
自社の運営するメディア(自社HPや採用サイトなど)を軸に、継続的に自社の魅力や求職者が知りたい情報を発信し、共感を喚起することで人材獲得につなげていく採用手法です
・オウンドメディアリクルーティングのメリットとデメリット
以下、オウンドメディアリクルーティングのメリットとデメリットをご紹介します。
<メリット>
会社の魅力や社風などを十分伝えられる
文字数やスペースが限られた求人媒体などに比べ、自社の採用サイトでは十分な情報を掲載できます。情報量だけでなく、レイアウトやデザインにも制約がないため、訴求したい内容に合わせた最適なビジュアル構築を実現でき、訴求力を高めることも可能です。
採用コストの削減ができる
オウンドメディアリクルーティングは自社媒体のため、掲載期間に制限がなく、応募者の状況に合わせて掲載内容を変更することもできます。
そのため、改善しながら、より自社の求める人材に向けて情報発信することができ、自社採用媒体からの採用決定であれば、広告掲載料や成功報酬もかからないため、費用対効果を高めることができます。
PDCAサイクルを回し採用活動を改善できる
自社媒体であれば、PDCAサイクルをスピーディに回し、より早く良い結果にたどりつくことができます。
ほかにも、さまざまな企業の広告が掲載されている中で、自社の求人広告が埋もれてしまう求人媒体にくらべ、自社の魅力をアピールしやすいといった点もメリットといえます。
<デメリット>
長期的な運用体制を作らないと効果が出ない
オウンドメディアリクルーティングは継続運用することで効果が出るため、立ち上げただけでは期待した効果を得ることはできません。
オウンドメディアを長期的に運用するためには、まずは運営体制を整えるなどの事前の準備が必要となります。
新しい知識が求められる
オウンドメディアリクルーティングは、メディアの運用を通じた採用活動です。そのため、サイト運営の知識が求められます。アクセス数、クリック率、応募率など、さまざまな指標を見て、効果を分析するスキルも求められます。
自社で活躍できる人材を定義し、そういう人材からの応募を集めるための施策を考えていくといったように、マーケティングに関する知識も求められます。
新たにコスト・工数がかかる
自社に採用サイトなどがない場合、まずはサイトを作ることから始めなくてはいけません。一からサイトを制作するにはかなりの費用が必要になります。仮に自社の採用サイトがあったとしても、サイトを充実させるには改修が必要となり、費用がかかってきます。
最後に
採用ブランディングの取り組みで、はじめから採用数を目標にすると、ほとんどの企業が失敗します。継続的な情報発信を通して、強いブランドに育てていくことが重要です。
今後、自社で採用ブランディングを強化していきたいご担当さまや、現状の取り組みのなかでご相談やお悩みを抱えているご担当者さまはぜひお気軽にお問い合わせください!
問い合わせ先:info@anyont.co.jp
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