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ひな人形制作

私は、2023年3月31日で公務員保育士を辞めます。

保育園では、季節の制作をするのは避けて通れないところであります。
今の時期だと、おひなさま作りはマストです。

おひなさまのような季節の制作に限らず、
保育の中で、子ども達に制作をする機会を与えるのは
とても大事なコトです。

◆さまざまな素材に触れる・それぞれの扱い方を知る

 ・画用紙、紙皿、紙コップ、毛糸、京花紙、不織布、
  廃材(トイレットペー パーの芯や段ボールなど)、
  モール、カラービニール、クレープ紙、折り紙・・・

 ・クレヨン、マーカー類、色鉛筆、スタンプ、絵の具・・・

 ・ハサミ、のり、ボンド・・・etc.

今年度、私は5歳児の担任をしており、(かなー---り幼い年長です。)
制作を通して、
・絵の具の筆は、鉛筆などのように細かく動かすのではなく大きく動かす方が、適している。
とか、
・ハサミは刃を人に向けない、ハサミをもって走らない、扱う時は必ず座って、落ち着いて使う。
とか、
・折り紙では、保育士の説明を聞いて理解したり、真似たりしながら進めていく。
とか、

まぁ、子どもは作品を作る過程の中で、さまざまな事を学びます。

物の扱いやのりなどの分量の適量を知っていくのも、経験を通して。
折り紙を器用に端と端を揃えて、上手に折れるようになるのも、数をこなしていく上で体得していく。

やはり、持ち合わせた素質というのもないとは言いませんが、経験が多いほど上手になります。
なので、なるべくさまざまな素材を使い、色々経験できるようにしてあげたいと思っていました。

制作をするにあたり、
「今回は指先を使って、細かい作業を入れていこう!」など、
その時々の制作のねらいをまずは決めて、そこから素材選び等々していくのです。

そんな思いはあるのですが・・・
なにぶん、
今のクラスは個人差は大きく、全員で同じ事をするというのが、非常に難しいクラスです。

保育者側から見れば、その子の最大値と思う事でも、保護者は皆と同じ物を求めますよね。。。
(保護者の方には、何かにつけて他の子と比べるのではなく、その子の出来るようになったところを見て認めてね、とは話していますが。)

それが、この1年とても大きな悩みの種でした。


なので、制作を考える時は、
なるべく甲乙がついたように見えないもの
というのが、ある種ポイントでした。
(保育や教育に携わっていない保護者から見ても)

実は、こんな気苦労があった(*_*;
というお話でした。

おしまい。
では、また~。


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Tomomi Yagame@元公務員保育士→kindle出版・代行
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