#001「蔦屋書店&カフェ」
概要
蔦屋書店とスターバックスが併設された「蔦屋書店&カフェ」。
蔦屋書店の本棚に囲まれた環境の中で、スターバックスのコーヒーを飲んで、優雅なひと時を過ごすことのできるというスペースです。書店もどちらかというとセレクトショップのような品揃えで、インテリアの雰囲気はスターバックスの空気感を引き継いでおります。
歴史
蔦屋書店とスターバックスの「蔦屋書店&カフェ」。今では成功して日本各地に数多くありますが、2011年12月に代官山T-SITEができたのが初めてらしいです。
蔦屋書店を運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)がスターバックス・ジャパン株式会社とライセンス契約を締結してBook&Cafeコンセプトを展開することへの合意があったのが2005年3月23日なので、少なくとも6年以上は温めていたアイデアに見えます。
クリエイター
代官山T-SITEの施設全体のクリエイティブ・ディレクションを担当したのは、池貝知子さんという方だそうです。
池貝さんは設計事務所に勤めた後に独立された、建築家兼デザイナーで、設立された会社では生活空間のデザイン・設計を請け負っているそうです。
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建築家って、カッコいいですよね。
図面とか土地のどうたらとかは複雑な現実的な要請が色々ときっとあるのに、アーティスティックなものを作ってしまうわけですから。
後、鎌倉とか湘南とか軽井沢とか、住んでみたいなと思う街にある飛びきりお洒落な事務所って、大体設計事務所というイメージがあります。
そういう人生も良いなって、思っちゃいます。
検討
「蔦屋書店&カフェ」のコンセプトは大成功して、代官山T-SITEの他にも矢継ぎ早に次から次へと新しい「蔦屋書店&カフェ」の店舗をオープンしているため、ビジネスとしても成功しているように思います。
ビジネスとして成立しなければ、継続した運営というのは望めません。もし自分が新しいサードプレースを「書店&喫茶店」というコンセプトで開業するとしたら、どのような計画になるのか、ゆくゆくは考えてみたいと思います。
本屋としてのお金の流れ、喫茶店としてのお金の流れがあって、そこに共有して使えるもの(土地、人件費)のコストの減少分と、居心地の良さにより人気が出て、売上の増加に寄与する分と、2つの側面がありそうで、なかなか一筋縄では予測ができなそうです。
個人的にこのコンセプトはとても気に入っているんですが、蔦屋とスタバ以外であまり似たお店を見かけないような気もします。
もちろん、僕が気づいていないだけかもですが。
若い世代もそれなりに人数のいる地方都市で、実現できたら楽しいだろうな、なんて。
参考
・カルチュア・コンビニエンス・クラブ ウィキペディア
・CCCデザイン ホームページ
・代官山T-SITE ホームページ
・株式会社 アイケージー
・出版流通学院