ドリームワークショップのご報告(夢の学び22)
昨日、「サンノハチ」にてドリームワークのワークショップを開催いたしました。
同会場での開催は二回目です。
今回の参加者は6名、二回目参加3名、初参加3名。
人数的には、多すぎず少なすぎずでちょうどよく、落ち着いた中にも活気ある雰囲気で進めることができました。男女とりまぜ、年齢層も20代から60代とワイドレンジでした。
これは毎回同じですが、参加者それぞれに、気になる夢をひとつ持参していただき、それをもとに、グループワークをやったり、個人セッションの場面でも、他の参加者に、自分でみた夢という想定で聞いていただいたり、というかたちを採っています。
そうすると、一対一のカウンセリングでは決して味わうことのできないグループ・ダイナミズムが起きます。
まず、他の参加者がみた夢の話を聞いていると、自分が持参した夢と妙に共通する部分があったり、自分が抱えている人生の悩みや問題とシンクロする部分を発見したり、他の人の夢の意味を読み解く手伝いのはずのグループワークの最中に、自分へのメッセージを受け取ったり、ということが必ずと言っていいほど起きます。
つまり、グループワークとは、その場に偶然のように居合わせた他者とひとつのことに取り組む試みそのものが、自分の問題解決への大きなヒントになる、というダイナミックな体験なのです。
もうひとつ、ひとりひとりの参加者の夢を皆でシェアし、その意味を読み解くプロセスも共有することで、夢と現実の構造や文法の違いを多角的に理解し、夢と現実のシフトチェンジの方法が無理なく自然にわかってくる、ということがあります。
このシフトチェンジを覚えると、現実の中に潜む無意識の作用、無意識の中に潜む現実生活の疑問への答え、といったことに気づくようになり、「無意識の意識化」が容易になってきます。「無意識の意識化」とは何かというと、これこそズバリ「人としての成長・発達」なのです。つまり、夢は絶対的に本人の成長・発達に寄与するよう、できているわけです。
そしてさらに、もしあなたが自分の人生に成功したいなら、人としての成長がまず大前提となります。成長なき成功はあり得ないのです。なぜなら、あなたが大志を抱けば抱くほど、多くの人の共感を得る必要があるからです。「未熟な大志」というのは単なる願望で終わるでしょう。大志に共感してもらうには、あなた自身の人間的な成長が大前提です。
成長・発達とは「無意識の意識化」であり、無意識の意識化とは、無意識の意図に気づくことであり、無意識の意図に気づくには、夢の意味を読み解くことがいちばんの近道ということです。
ということは、夢の意味を読み解くことが、人生の成功に、絶対的に有利になることがわかってきます。そこで、「寝てみる夢と、叶えたい人生の願望(目標・志)としての夢は、つながっている(車の両輪のようなもの)」ということになるわけです。
こういう話を差し上げると、皆さん目を輝かせて興味津々です。というわけで、次回からは、この「人生の車の両輪」を意識していただけるワーク展開にしていこうと考えています。
そして、さらにさらに、夢と現実のシフトチェンジがスムーズになると、もうひとつ大きなご利益があります。目の前の相手が無意識の中で感じていることを、ある意味本人の代わりに感じることができるようになってくるのです。人の表面的な言動はウソをつきますが、無意識はウソをつきません。相手の無意識が見えれば、相手の言動にいちいち影響されたり感情的になる必要もなくなり、人間関係に平和が訪れます。
そうなのです、少し大袈裟に言うなら、自分の夢に取り組むことは、世の中から争い事が減り、世界平和にもつながることなのです。
自分の願望実現と、世界平和が両立できる、こんな有り難いことは他にありません。
私がドリームワーク「推し」なのは、ひとつはそういう理由によるのです。
寝ている間に、人生成功のヒントがもらえ、ついでに世界平和にも近づける・・・そんな有意義な夢について知らないなんて、これほどもったいないことはないですよね。