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問題を解く前に問題を創り出すべし

自分にしか答えられない問いがある。
いや、本来他人に答えられる問いなどないのだ。
正しい答えはいつも自分の外にあると信じ込んでいる者は、問いが発せられていることにすら気づかない。
そのような状態の人間は、他人から押しつけられたものを正解だと信じ込む。
場合によっては、いとも簡単にマインドコントロールに引っ掛かる。

何の問いも発せられていないと思ったら、まず問題を創り出すべし。
人生を自分らしく歩みたいなら、まず解くべき問題を創り出すのだ。

問題を解決できない人間に、問題を創り出すことはできない。
前に進むためには、問題を解決しなければならない。
問題を解決するためには、問題を創らなければならない。
したがって、問題を創り出す人間は、前に進む力を持っていると信じることができる。
前に進む力とは、鏡に映った自分を凝視する力と言い換えてもいいかもしれない。

解決できない問題とは、うまく創り出せていない問題のことである。
問題を抱えている状態ほど創造的な状態はない。
見出された解決策はどれも似たり寄ったりかもしれないが、問題はどれも個性的だ。うまく創り出された問題こそが個性なのだ。
もしあなたに、何かと余計なちょっかいを出してくる人間がいて目ざわりなら、自分にしか答えられない問いを創り出すべし。
問いこそが、あなたを導き、あなたをもっとも成長させるだろう。


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