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ゲームデザインの罠:「やらされてる感」の正体とは
X上でつぶやいた内容のリンクです。
ログ化しないと、流れてしまってもったいないので…
最後にまとめを書いているので、そちらだけ読むほうが分かりやすいかもしれません。
とはいえ、所詮メモですが…
結論がボヤけていたので先にまとめます。
「やらされてる感」は「主体性が無い状態で強制的にゲームプレイを継続している時」に発生する感情です。
主体性は「自分の意思」あるいは「自由意思」と言い換えてもいいですね。
「主体性が無い」状態は「ゲームの仕組みにより奪われた」場合と「ゲームの仕組みのせいで生まれていない」場合があります。前者の代表例が「レベル上げ」で後者の代表例が「何をすればいいか分からない」です。
整理すると…「ゲームの仕組みにより自分の意思が【封じられた状態】でゲームプレイを継続させられる」状態か「ゲームの仕組みにより自分の意思が【発生していない状態】でゲームプレイを継続させられる」状態により「やらされてる感」が生まれます。
ゲームデザインについて話し合うと「やらされてる感をいかに無くすか」が論点になりがちです。改めて考えると、なぜダメなんでしょう?「やらされてる感→やりたくないことをやらされてる→嫌だ、退屈だ」ということなんでしょうけれど…(つづく)
— あんてな (@dlllixilllb) April 21, 2024
たとえばバラエティ番組で「中身のわからない箱に手を突っ込んで探る」というコーナーがありますが、あれは「やりたくないことをやらされている」ので「嫌だ」とは思うものの「退屈」かというと刺激的。やらされてる感は別の言葉に置き換えたほうが正しそうです(つづく)
— あんてな (@dlllixilllb) April 21, 2024
おそらくは「義務感」が近いのでしょうが、ポジティブな意味も含むので適切ではない。「嫌だ」という言葉が「怖い(から嫌だ)」という意味と「つまらない(から嫌だ)」など多くの意味を含むからか…ええと(つづく)
— あんてな (@dlllixilllb) April 21, 2024
「やらされてる感」は「強制力」を感じること。「嫌だ」と思っても主体的に臨んでいるのなら、それは「やりたいからやっている」ことになる。箱を探るバラエティはこちら。なるほど、強制力によって主体性を奪われた感覚がやらされてる感の正体…?(つづく)
— あんてな (@dlllixilllb) April 21, 2024
やらされてる感を覚えるシチュエーションに「目的が分からないのにやる行為」と「レベル上げ」があります。レベル上げについては「やりたくないが、目的の敵を倒すために経験値稼ぎを強制される」ので該当しそう。目的が分からない=強制力とはならなそうですね…(つづく)
— あんてな (@dlllixilllb) April 21, 2024
目的が分からない状況は「これをやりたい」という主体性が奪われてはいないものの、発生していません。「主体性が生まれない」という状況下で闇雲にゲームプレイを継続するという「強制力」が発生している状況…か!(おわり)
— あんてな (@dlllixilllb) April 21, 2024
まとめ?
ゲームデザインの失敗の1つが「やらされてる感」
やらされてる感とは何か?
やりたくないことをやらされてること?
嫌だと思うこと?
バラエティ番組の「箱の中身当て」は嫌だが刺激的で「やらされてる感」はないのでは?
「やりたくないことをやらされてること」という定義が間違っている
「強制力で主体性を奪われた状態」ではないか?
「やらされてる感」の代表格「レベル上げ」と「目的を失った状態」
「レベル上げ」は「ボス撃破のためにやりたくない経験値稼ぎ」なので「強制力で主体性を奪われた状態」と言える
「目的を失った状態」は強制力は働いていないように思える
「やりたいことがない(わからない)」のは「主体性が生まれていない」と言える
主体性は「奪われる」状況と「生まれていない」状況があり、それら状況が強制された時に「やらされてる感」が発生する…のでは