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回復期には任せてみよう




回復期のころ


 
娘が学校を休み始め
昼夜逆転
1日中誰とも顔を合わせない
時期が終わり・・・
 
不登校の4つの段階でいうと
回復期の試行期に入ったころでしょうか

http://www.blog.dlive.jp/wp-content/uploads/2021/08/dankai.pdf

 制作 : NPO 法人 D.Live. 
 不登校 4つの段階.
 

心にエネルギーが満たされ始めたと
感じたとき
2人で何度か旅行に行きました。
 
近場だと
「知っている人に会うかもしれない」
と言うので
(それは今でも気になるようですが)
 
思い切って飛行機で遠出することもありました。
 
私たち親子が始めて降り立つ
2泊3日の旅は
中部国際空港セントレアからスタート
 
船に乗り
電車に乗り
バスに乗って
 
美味しい物を食べて
名所を歩き
また食べて
 
普段はあまり写真にうつりたがらない
娘ですが
さすがにこういう時は
ツーショットもOKで
 
思い出の何枚かを
マイアルバムに残すことができました。


自撮りは上手じゃありません



 


旅行をして気づいたこと


 
その旅行は
私のリクエストに応えて
娘が計画を立て
 
飛行機や他の交通機関の
チケットや
ホテルを手配し
食事する場所も探してくれました。
 
現地に着いてからも
マップを見ながら
道案内をしてくれて
本当に頼りになりました。
 
わたしも
それなりに
調べたりしましたが
 
私の検索能力では
たどり着けない
おしゃれなお店に
連れて行ってもらいました。
 
SNSで
自分に必要な情報を探す
速さと正確さには
かないません。
 
 
子どもに任せてみて
いろいろと発見がありました。
 
わたしにとっては
それくらいでいいじゃん
と思うことも
きっちり準備しないと
気が済まない
 
計画したことは
その通りに進まないと
なんか気持ちが悪い感じがする
 
そんな面が
よく見えました。
 
そういえば
テストの時に
何週間も前から計画したのに
うまくいかない自分に
イライラして
 

「わたしなんかダメだ」

って自分を否定してたことを
思い出しました。
そんな風に
娘が否定的なことを言ったら
 
ちょっと前のわたしだったら
たぶん
 
「気にしなくてもいいよ」
 
「今度からこうしたら?」
 
とか聞かれてもいないのに
ア・ド・バ・イ・ス
してたはずです。
 
でも今は
娘の問題や課題と
自分自身の問題や課題を
分けて考えられるように
なってきました。
 
いや
そんなバシッとはいきませんよ
 
「うわ~」
「やっちまった~」
 
とあれこれ口出ししてから
後悔することもありますが
 
娘が考えて
決めることを
 
応援するというか
手も口も出さずに
視線を離さずにいるというか
そんな心持ちでいます。
 
わたしが答えを出す必要はない
待っていれば
娘が自分の力で答えを出します。


「不登校」「ひきこもり」の子どもが一歩を踏みだすとき
の中で内田良子さんは、こう言っています。


外に行かず家にいる子どもたちは、ほとんどの場合、親が話の聴き手なんですね。
ですから、親が答えを指示することなくしっかり話を聴くことができるようになると、自分の力でかなり心の整理ができるようになります。

 

『「不登校」「ひきこもり」の子どもが一歩を踏みだすとき』内田良子

 


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