
冷たい手
昨日の授業で、インフルエンザにかかった学生に先生からLINEで伝言をするように頼まれました。スマホで先生に言われた通りの文言を打ち混んで、「これで大丈夫ですか?」とLINEの画面を見せました。
そのときに先生が私のスマホに手を伸ばしたので、ほんの少しだけピタッと軽く手が触れました。私は先生の手と私の手の温度の違いに少しびっくりしました。
私はヒートテック、セーター、フリース、厚手のコートという寒さ対策抜群のはずの服装だったのに、私の手よりも先生の手の方がずっと温かったです。先生の方が上着を脱いでいて薄着なのに、なぜだ…と不思議に思いました。
室内で暖房がついているというのに、私はコートを脱ぐことができませんでした。教室の移動の度に、脱いだり着たりするのがちょっと面倒くさいというのもありますが、寒くてコートを脱ぎたくなくて、もうそのまま授業を受けています。爪が紫色になっているのに、コートを脱ぐと良くないんじゃないかな…とも思うんですよね。
末端冷え性であるというわけではないのですが、私は手が冷たいことが多いです。だからか分からないけど、手が温かい人はなんかいいなあ…と思います。私は温かい手をしている人が好きかもしれません。私の手が冷たいからか、手の温かさに魅力を感じるんですよね…。
「手が冷たい人は心が温かい」みたいな謎の言葉もありますよね。これは外国の握手文化から生まれたものらしいです。
手が冷たいと握手するのをためらってしまうため、相手にもそれが伝わる。そんなときに「手が冷たい人は心が温かい」と言えば、場が和んで相手も笑顔になる。だから、そういう文言が生まれた。
医学的には、緊張したときに交感神経が活発になることで手先が冷えやすくなるため、豊かな感受性を持っている人が手が冷たくなる。手が冷たいと人は、繊細で優しくて温かい心を持っていると考えられる。
このことを踏まえると、私の手の冷たさは緊張からきているということになりますかね…。繊細で心が温かいのかもしれないのは、良いことだと思うけど、いつも緊張しているというのは、果たして良いことなのか…とも思います。
体の芯まで冷えるようになったなあ…としみじみ感じています。寒くても適度に体を動かして、体温を上げた方がいいのかもしれませんね。