Audibleで「走ることについて語るときに僕の語ること」を聴き終えて
人間的には大好きなのですが、その方の作品自体がどうも理解しにくいといえば僕の場合、
「北野武」と
「村上春樹」のお二人であります。
北野氏は映画、村上氏は小説ということになるのですが、
ともに海外での評価が著しく高い(でしょ❓)というところが僕の評価度と無関係ではないと個人的には考えています。
さてくだんの
「走ることについて語るときに僕の語ること」
僕は彼の「コラム」「エッセイ」的作品は大好きなのです。
勿論この著書もその範疇におさまるであろう作品。
こちらが刊行された2007年当時の僕はまだ40歳になって間もない頃。
まだまだ
「ガチなランナー気取り」
「サブエガ(フルマラソン2時間50分切り)くらい、いざやれば楽勝♪」
...アレッ、「サブエガ」とは当時言ってなかったでしょうね💦
なんて大見栄を張っていた僕にとって、ランナーとしての村上氏については多分軽く見ていたのでしょう。
ですのでタイトルに心は惹かれても、いざ読んでみようとはたいして思わなかったのであります。
今回Audibleで聴いてみて
...当時を深く後悔&反省しました(._.)
単なる市民ランナー目線で楽しく読めるのはいうに及ばず、瀬古利彦、有森裕子などなど世界のトップクラスに君臨したアスリートとの交流や、フルマラソン、トライアスロンにあくまで真剣に取り組む姿には単なる市民ランナーには収まらないマインドが垣間見えます❢
僕自身、この著書を結果的に避けて通っている間に肉体の衰え、ほころびが著しく進んでしまい、
「もっと早く読んでいれば、もっと早い段階で気づけたことがあったはずなのに」
と悔やむことこの上ないです👎
しかし反面、今回そう思えたことが大きな学び、教訓となったのも事実です。
もし(今となったら奇跡的にですが)、またランニングを再開できた時に、どこを村上氏以上に気をつければ彼以上のパフォーマンスを発揮できるかの目安がつきました。
とはいっても先ずはせいぜい、僕は村上氏のようなグルメやお酒好きではないという程度のことですが...
そして何より、
「これからでも今出来ることは躊躇せず確実に一歩だけでも前進させる」
という至極真っ当なマインドを改めて植え付けることが出来たのが幸いです❢
また村上氏は
「書く・文章化することで思考が整理される、
もしくは新しい考えが浮かび上がる」
タイプのようで、
「話す」「会話」の類で思いや感情を伝えるタイプではない、いわば
「内向的」を逆手に作家としての立ち位置、更には生活の糧を得ているタイプ。
そのあたりが今後の僕にも参考にしたい点多々です。
これを機にあくまでAudibleでしょうが、村上さんの小説にもトライしてみようと思います。
きっと僕の人生の多大なるプラスをもたらすでしょう♪
では