美容部員さんの営業力と支払った対価の話
アイシャドウが欲しくてとある百貨店のコスメフロアへ行ったときの話。
結果的に目的のアイシャドウとプラスでアイブロウマスカラを買った。
行くまではアイシャドウだけ買う予定だったのに、
どうしてマスカラまで買ったのか。
世間でいう、『付加価値』がどういうときに作られるのか記録しておきたいので書く。
最初ふら~っといろんなブランドを眺めながら歩いていて、あるコーナーで足をとめた。
色味を見たかったので指で手の甲に試しながら見ていると、
美容部員さんが寄ってきて、
「良かったらこちら(化粧落とし)使ってくださいね」
私「あ、ありがとうございます(と手をふきふき)」
「何か気になるものございましたか?」
私「AとCが気になるんですけど、(カラーの)つける順番ってどんな感じですかね?」
「そうですね、こちらは・・・」
と美容部員さんの手の甲でつける順番を教えてくれる。
その後、
「良かったら、実際につけてみます?」
と、タッチアップを提案してくれた。
コスメカウンターに案内されて、美容部員さんがAとCをタッチアップ。
ここまでは一般的なタッチアップの流れだった。
このあと、美容部員さん、
「ちょっと眉毛もイジってもいいですか?」
意外な展開。
承諾したものの、若干ボサボサ眉毛をさらすことになった恥ずかしさを覚える。
私「すいません、あんまり手入れしてなくて…ボサボサで申し訳ないです…」
に対し、
「いえいえ、今はナチュラルで地眉を残すのが良しとされてるので羨ましいくらいですよ」
私「えー、そうなんですか!」
ここで恥ずかしさがなくなった。
「髪色は黒なんですが、瞳の色が茶色なので眉もブラックよりはブラウン系にすると(と言いながらタッチアップ)・・・」
「あと、今は眉山があるんですがそれをなくして、平行眉で眉尻を今より伸ばすと印象がスッキリします」
私「・・・わぁー(顔が明るく)・・・」
「どうですか? 眉の形嫌いじゃないですか?」
私「大丈夫です、でもすごい。色が違うだけで印象変わりますね」
「そうなんです、意外と黒髪の方でも眉はカラーリングしたほうがお似合いの方が多くて」
私「そうなんですね(感動)・・・!!」
このあとひと通りタッチアップが終わったところで、購入するかどうするかの時間。
結果、アイシャドウと眉マスカラをいただいた。
ここで私が眉マスカラも購入することを決めた理由。
それは、
【本来の目的だけでなく、それ以上のサービスをしてもらった】
と感じたから。
今回のパターンでいうと、本来の目的は
【アイシャドウを買うこと】。
それ以上のサービスは
【眉までタッチアップしてくれて、メイクのアドバイスももらったこと】。
私はこの【想定以上のサービス】をしてくれたことに
うれしく感じ、美容部員さんに恩返しをしようと思った。
するとどうなるか。
→【より多くのアイテムを買う】ことが美容部員さんに返せる恩返しだった。
こうして私は美容部員さんの営業力に負けた。
それでも気持ちのいい買い物だったと思う。
単純に、うれしかったんだよね。
おそらく彼女は営業成績がトップレベルなんじゃないかと勝手に思っている。
想定以上の支出になったけれど、これからも素敵なサービスを受けた際はしっかりと対価を払っていきたいと思う。
(SUQQU スック横浜〇〇〇店のKoizumiさん、応援しています・・・!!!)