調和を目指した開発により、無くてはならないプロダクトへ
株式会社Another worksでは「複業クラウド」という自社開発のプロダクトを提供しています。多くの方に驚かれるのは、その改善スピードの速さ。多い時は週に2回のリリースを行うこともあるそうです。
そこで今回はプロダクトマネージャー宮内さんと、デザイナーの澤野さんにインタビュー。開発において大事にしていることや、Another worksだからこその文化について伺いました。
*プロフィール
宮内 北斗
澤野 遥
とことん技術に向き合うチーム
Q お二人が担当されている業務内容について教えてください。
宮内:プロダクトマネージャーというポジションでプロダクト開発に関わっています。プロダクトと経営課題を紐付けて、それを解決できるように、売り上げを最大化できるようなプロダクト戦略を考えています。
顧客の声や定量データなどから施策を考え、リサーチャーと仮説検証を行ったり、開発時はデザイナー・エンジニアとコミュニケーションを取り、リリース後はデータサイエンティストと検証したりと、一連の流れを担当しています。
澤野:デザイナーというポジションで、複業クラウドのプロダクトデザイン。リサーチャーとしてユーザーインタビューなどの仮説検証を行っています。
また、組織がデザインを使ってパフォーマンスをうまく発揮できる環境を整備するためのDesign Opsの運用を行っています。
Q エンジニアチームはどのような雰囲気でお仕事されていますか?
宮内:リファクタリングや新しい技術を導入してどうパフォーマンスをあげるのか、どう開発生産性を上げていくかという点にとことん向き合う開発の文化があります。
前職はSESだったので、様々な現場を見てきましたが、CTO含めエンジニア5名という小さなチーム規模でこれだけ技術に向き合っているチームははじめてでした。エンジニアにとっては幸せな環境です。
Q どういうところで技術に向き合っていると感じますか?
宮内:改善スピードの速さです。現在は多くて週に2回リリースをしています。スクラム開発という手法を採用しているのですが、そのスプリントの単位も1週間で計画を立て、どんどんPDCAを回しています。
Q 5名のチームで、週2回のリリースを行うというスピード感には衝撃を受ける方も多いのではないでしょうか。それを実現できている背景にはどんな要因があるのですか?
宮内:もちろん大きな施策を毎週2回リリースしているというわけではありません。プロダクトチームでは規模の小さなUX改善など「重要だけど緊急度の低いもの」が後回しにならないように、リソースの20%〜40%ほどをそういったタスクに充てています。
細かなUX改善の重要性はチームメンバー全員が理解しており、ルールとして継続的に守れているからこそ、週に2回の価値提供ができています。
Q プロダクトチームは「急がば回れ」を大事にしていると伺っていますが、早い開発スピードとの両立が難しそうです。
宮内:急がば回れを意識すると、今までよりも短期的な開発スピードは遅くなってはいますが、長期的に見ると上がっています。
澤野:実はこれはデザインチームから相談させてもらいました。例えばこれまでに、施策をリリースする際にリリース日を厳守したためにコードが汚いままリリースされたり、デザインの要件が一部漏れていたりしていました。
そうするとリリース後に直す作業が発生するので、後々それが負債になって開発スピードを下げてしまうことがあるのです。それを防ぐためにも「急がば回れ」を大切に開発を進めています。
〜Make Harmony 調和を目指して〜
Q 澤野さんはユーザーインタビューやデザインシステムの整備を担当されているとのことですが、詳しく伺いたいです!
澤野:ユーザーのためになるものを作りたいという想いもあり、入社後一番に取り組んだことがユーザーインタビューでしたAnother worksとしてもはじめての試みで、1から運用体制を整えていきました。これまでに100名以上にインタビューしましたね。
インタビューを続けるうちに、プロダクトチームのバリューにもある「~Make Harmony 調和を目指して~」が常に意識される組織になったなと感じます。
タレント側から上がってきた課題に対して、企業側にとっては本当に改善が必要なのかを追求します。誰かのための機能開発が「他の誰か」にとってマイナスに作用しないか、問いかけるのです。
Q デザインシステムについてはいかがですか?
澤野:入社時はまだまだデザインシステムが整備されておらず、タイトルのフォントサイズが場所によって違っていたり、ボタンの角の丸さが違ったりしていました。
組織が大きくなればなるほど浸透が難しいので、今のこのフェーズでデザインシステムを整備することが大事だと考えています。
Q 澤野さんは、仕事を通してどういう部分でやりがいを感じますか?
私がデザインしたものに対して、社内メンバーが感謝の気持ちを伝えてくれるときはすごくうれしいです。
たとえば、今週あった出来事を伝えるために「今週の複業クラウド」という4枚のイラストを用いた発信をしているのですが、それを拡散してくれたり、メッセージをくれたりします。
他にもパーカーやTシャツ、ステッカーなどのノベルティを作ると喜んでもらえるので作りがいがあります。
Q お二人とも大手企業からスタートアップに転職されましたが、そのギャップに驚いたことはありますか?
澤野:裁量権の大きさですね。ユーザーインタビューは入社1か月ではじめて、2か月が経った頃には1人で運用していました。相談をするとアドバイスをくれますが、基本的には自分で考えて行動しています。
宮内:僕もそうですね。入社した月にLT会の開催を提案して実現させました。少人数のスタートアップは、課題は探さずとも山ほどあります。プロダクトチームのバリューに「全員がオーナー」というバリューがあるのですが、自分がオーナーシップを持ってやりきる文化があるなと感じています。
入社直後からCxOと二人三脚
Q お二人は、CTO塩原とCDO金のもとにはじめて採用された正社員という共通点があるかと思います。近い距離で仕事されていると思うのですが、尊敬するポイントやお二人の意外な一面について教えてください!
宮内:CTOの塩原とともに働いている中で、尊敬する点は大きく2つあります。1つ目は問題解決能力です。課題を解決するために、どういうフレームワークで、どういう筋道でやっていくのかということを、情報を集めながら常にブラッシュアップされているところは尊敬します。
もう一つは、エンジニアリングのスペシャリストであるところです。PMの視点とエンジニアリングマネージャー的な視点を、時と場合により使い分けて接してくださります。
澤野:CDOの金は、抽象から具体への落とし込みの力がずば抜けています。たとえば、グラフィック一枚にしても、抽象的な依頼をすぐに形にできます。
実は私と金はデザイナーとしてのタイプが正反対なのです。私が持っていないものを持っている、かっこいい存在です。
Q 反対に、お茶目なエピソードも聞いてみたいです(笑)
宮内:生産性を高めるために、色々なことに挑戦していました。夜型から朝型に変えてみたり、アロマを変えたり。。(笑)
最近だと朝ジムに行って、サウナに入ってからカフェイン3倍コーラを飲むということをやっているそうです。
自分のパフォーマンスをあげるために、何をしたら一番良いのかということに向き合っている姿は、そばで見ていていいなあと思います。
Q Another worksでは絶賛採用強化中ですが、こんな人と出会いたい!などあれば教えてください!
澤野:オーナーシップを元から持っている人は中々いないと思います。私たちもそうでした。しかし、Another worksという環境がそうさせてくれました。なので、会社のミッションやビジョン、バリューに共感してくださる方であれば、どなたでも大歓迎です!
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