名選手、名監督にあらず ~ マネージャーに必要な考え方とは ~
はじめに
お仕事、お疲れ様です。
ひょっとこです。
今日はマネージャーの成果について記事を投稿していこうと思います。
というのも年末に「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」という本を読み直したので、記事にしようかなと思いました。
コンサル時代に読んでみなさいと貰った本で、マネジメントをする人間が何をするべきなのか把握できる良書です。(読みやすいかというとそうでもないかなとは思いますが(苦笑))
マネージャーの成果とは
「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」の中で書かれていた内容で、アウトプット=成果とした際に、マネージャーの成果は「自分が管理している組織」の成果+「仕事で関連する部署」の成果がマネージャーの成果と書かれております。
この記載内容を見てわかるかと思うのですが、マネージャーが自分で出した成果だけが、マネージャーの成果ではないということがわかりますね。
これがどういうことかというと、時組織+関連組織の成果を最大化できないマネージャーは、マネージャーとしての責務を果たせていないということになります。
勘違いしているマネージャーは、こんな考え方をしていたりします。
ぱぱっと図にしてみました。
名選手、名監督にあらずの典型例のような図になっていますね(笑)
自分がプレイヤーだった時の感覚が抜けていない、マネージャーは上記図のように考えているのではないでしょうか。
マネージャーのアウトプットは時組織の成果+関連する組織の成果の総和となるので、マネージメンとについて正しい認識があるマネージャーは以下のように考えます。
上記の図ではメンバーだけを取り上げていますが、上長、関連部署のマネージャー、協力会社の社員等もここに入ってくるケースがありますので柔軟に捉えて頂けますと幸いです。
上記がマネージャーの成果と考えた時に、マネージャーがやらなければならないことは何なのでしょうか?
こちらについては、次の章で考えていきます。
マネージャーがやるべきこと
はい、ざっくりとまとめるとこんな感じです。
情報収集
レポートや業界動向の調査はもちろんのこと、部下と1ON1をしながら社内の情報も収集していく。
情報提供
メンバーが必要としている情報を提供する。(目標や重点事項、ノウハウ等)
意思決定
優先事項や方針を決定する。
ナッジング
停滞している状況での意見・アドバイス、示唆を与える行動や発言等
「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」は、インテル元CEOのアンディ・グローブ氏がインテルのCEOをしていた40年前くらいに前に記された本なのです。
驚くところは、そんな昔から1ON1という手法を用いたコミュニケーションをしていたところで、日本だと割と最近取り入れられたイメージがあるので、当時のインテルはコミュニケーションの取り方も最先端だったのだと驚かされます。(ヤフーの1ON1とか有名ですね。)
話が脱線したので戻しますが、マネージャーがやるべきことは以下の2つのこととなります。
「部下の教育訓練」に関しては、1O N1や研修制度、勉強会の制度等を検討しつつ仕事のスキルを向上するような環境づくり求められます。
「モチベーションの向上」については、人事制度、評価制度、福利厚生、レクリエーション等を含めた制度構築をしていく必要があると考えております。
マネージャの仕事は、自分が成果を出すということではなく、メンバーが働くための最高の環境を構築して、最高の成果を出してもらうことが重要なのではないでしょうか。
「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」が気になった方は、ぜひ本を読んでいただきたいです。
また、こちらの要約がとてもわかりやすかったので、リンクを貼らせていただきます。
おわりに
いかがだったでしょうか?
マネージャーになって思ったような成果があがらないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そんな方には是非一度、「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」を読んでいただきたいです。
この記事ではまとめる際に、だいぶ端折って記事にしているため原本を読んでいただく方がより詳細な情報を得ることができると思いますのでご一読してみてください。
今日も私が好きな言葉を記して、終わりとさせていただきます。
また、次回お会いしましょう〜!!
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