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石橋が割れる前に。
ありたい姿を,心地のいい姿を追い求める。
そのためには,理想を描く力と,実行する力が必要である。
石橋は叩き割るタイプ
つまり,行動に移すまでが長い。なんなら,石橋は割れちゃう。
結局行動できなくて,いや,行動しなくて,何もしなかった自分に嫌悪する。
あのとき始めていれば,すでに何ヶ月か続けていたかもしれない。
すでに何かを身につけていたかもしれない,何かが変わっていたかもしれない。
なんて夢ばかりをみている。
数ヶ月先にも同じことを思うだろうにも関わらず。
行動することへのハードルを高くしているものは何か
昨日の私はというと,映画を見に行こうと決めて,1時間後には家を出て,2時間後には映画を見始めていた。
ありえないことだった。
決断から行動までが1時間。達成するまで2時間。
石橋を叩き割るどころか,橋があったことすら目に入らずに,ズンズンと進んだ感じ。
初めて行く映画館だったから,見知った街だったのに少し迷った。
現金払いだけだったのに,財布に現金入っていなかった。
近くのコンビニを検索して,お金をおろして,再度映画館に向かった。
チケットを購入したのは,上映10分前。
いつもの私なら,映画館の場所を調べて,財布の現金を確認して,時刻表を調べて,映画前後の行動も決めて,そんなふうにありとあらゆるシミュレーションをしてから,家を出る。
なぜなら,「迷う」時間を恥ずかしく思うから,だと思う。
だけど,きっと私が迷っていたことなんて,この世界の誰も気に留めていない。
そもそも,迷っていることにすら気づかれていない。
恥ずかしさは自意識の問題で,自分自身だけの問題なのだ。
長い時間をかけてシミュレーションをして,行動に移すのかどうかも危うい。
そんなことだったら,早く行動を起こしたほうが実行性が高まる。
別に迷ったっていい。
事前に調べなかったから失った20分は,シミュレーションにかかる時間よりも短い。
思い立ったが吉日。
とりあえず,動いてみる。石橋が割れる前に。