はこのかけら

こんにちは、函館移住者の花です。

もう１２月ですね。今月末はクリスマス、皆さんはどう過ごされますか？私はルームシェアをしているお姉さんとプレゼント交換をしますよ〜。24日の夜、相手がお風呂に入っている間に互いの部屋に隠すんです。何を選んでどこに隠そうか、まったく幸せな悩みです。

さて、本題に移りましょう。ここで申し上げるのが適切なのか、と思う方もいらっしゃるでしょうが、わたくし、先日、函館に来て初めてデートに誘われました。

土曜日の午後２時過ぎ。待ち合わせにはちょこんと小さな人影。６歳の可愛らしい女の子、ご近所さんの娘さんです。

「はなちゃん、おそい。まちくたびれたよ〜」

そう言いながら頬を緩ませる彼女の口からは、そろそろ抜けたがっている前歯が二本のぞいていました。手に持つトートバッグには、おやつとプリキュアのハートのキーホルダーがひしめき合っていました。それは彼女が持つには少し重たくて、きっと私が持ってあげるんだけれど、お母さんから貰ったがまぐち持って、花ちゃんの分までお金払えるよ、なんて男前なことを言ってくれる姿にじーんとしてしまいました。

行き先は函館公園。

私と同じがいいからとお母さんから付けなさい、と渡される毛糸の帽子もミトンも頑なに断って、歩き出したはいいものの、やっぱり風が冷たくて明らかに寒そう。今度は私も手ぶくろと帽子してくるからお揃いにしよう、と約束し、二人で手を繋いで歩きました。

勢いよく風が吹いて、おでこ見えちゃうね、と二人でたくさん、たくさんお話ししました。まだお昼で明るいのに、なんかもう夜みたい、と呟く彼女は何を感じていたのでしょうか。

マンホールを飛び越えたり横断歩道の白だけを歩いたりしているうちに、みえてきました、函館公園。案外すぐ着くんですね。

公園には動こうとしない息子を抱きかかえて歩くお父さん、のっそり大きい秋田犬と話しながら歩くおじさん。ここでも、みなさんそれぞれの時間がゆっくりと流れています。

私たちは切符売り場へいって２枚チケットを買います。ゆっくりがまぐちを開けて、千円札を取り出して、丁寧に渡します。私がお釣りを受け取って、彼女は切符をちゃんと受け取って、そっと一枚、私に渡してくれました。

まずはアトラクションへ。彼女が選んだのはカエルと、船の乗り物でした。てっきり観覧車とかメリーゴーランドとかを思っていたので、期待を欺かれました。どちらも急降下する瞬間に胃が浮いて、二人して最高潮に高まって、きゃっきゃ。私たちは気が合いそうです。

一通り遊んだあとは動物園へ。彼女は馬に吸い寄せられていきます。馬の前にしゃがんでお話ししました。りすもいました。くるみを咥えたまま、ぱっちり目を開いたまま微動だにしないりすをみながら、動物博士の彼女は、しっぽがふかふかになってるから今はきっとびっくりしてるんだよ、と教えてくれました。

かめを見て、へびの横は目を瞑ってとおって、床に貼ってある動物の足の大きさ比べに足を乗っけて、動物の横の説明を二人で読みました。

休憩の場所にはいってお菓子を食べました。棒のクッキーにチョコのクリームをつけて、ラムネの味のぷちぷちをちょんとつけて食べます。ぷちぷちがたくさん余ったので、手の上に乗せてぷちぷちだけ食べっこしました。

おやつを食べ終えた時、たまたまお掃除のおじさんが通りかかって、ごみを回収してくれました。二人で外へ出て、最後に白鳥とかもを見て歩きました。

そろそろ帰る時間です。函館公園を去る時、彼女が一言、またはじめにもどりたいな〜、と言ってくれました。

帰るときはけんけんぱをして、白いとこだけ踏んで歩いて、かけっこしながらしりとりして家に帰りました。

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⭐︎お店情報⭐︎
函館公園
函館市青柳町１７番地
電話：0138-22-6789（西部公園事務所）
HP: https://www.hakodate-jts-kosya.jp/park/hakodate/

ライター情報はこちら！https://note.com/another_hkdt/n/nab69fbc73ee5

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