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チョコの思い出

気がつけばバレンタインの季節だ。

ここ数年は誰かにチョコをあげることもなかったからか、すっかり他人事になってしまってる。
たまに自分用に百貨店のバレンタインイベントに出かけることはあったけれど。

その昔、小学生だった私は好きだった男の子にあげるためにチョコを手作りしたことがある。

少女マンガ雑誌に載っていたレシピをもとに作ったのだ。

結果はほろ苦い。
なんと渡すことができなかったのだ。

学校終わりにその男の子の家まで自転車で行き、渡そうと思っていた。
家の近くまでは行ったのだが、どうしても家に行くことができなくてチョコを抱えたまま引き返したのだ。

恋の甘さは臆病者には手に入れることが出来ないのだね💔

結局手作りチョコは家族で食べた。
そのチョコが我ながらとても美味しかったのがすごく印象に残ってる。

ブラウニーのような感じだったのだが、ずっしりと食べ応えがあり、チョコもちょうどいい甘さで本当に美味しかった。

「小学生がこんなに上手にできるんだ。」
と自分でもびっくりした。笑

チョコを渡せなかった後悔とか恥ずかしさよりも、あの時のチョコ美味しかったなー。というのが一番思い出に残っている。

残念ながらレシピは捨ててしまったのだが、この時期になるとふと思い出してはあのチョコをまた作って食べたいと思うのだった。

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あのすけ
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