愛嬌のある人は人生で得しかない!
愛嬌力のある人は?
愛嬌がある人はどんな人にも裏表なく接します。 計算づくではない素直な感情を見せるため、相手からも「表裏がなくて安心できる」「わかりやすくて接しやすい」などと思われやすいです。 ポジティブな感情だけでなく、何かに失敗したときはそのネガティブな感情も素直に表現できます。
愛嬌のメリット
愛嬌のある人のメリットはたくさんあります!愛嬌のある人は、周囲とのコミュニケーションが円滑になるだけでなく、さまざまな面でメリットを享受することができます。以下に、愛嬌のある人のメリットのいくつかをご紹介します!
1. **人間関係の構築**: 愛嬌のある人は、他者とのコミュニケーションが得意であり、人間関係を築きやすい傾向があります。明るく親しみやすい雰囲気を醸し出すことで、周囲の人々との関係を深めることができます。
2. **信頼関係の構築**: 愛嬌のある人は、誠実さや温かさを伝えることができるため、信頼されやすいというメリットがあります。他者から信頼されることで、信頼関係を構築しやすくなります。
3. **ポジティブな影響力**: 愛嬌のある人は、周囲の人々にポジティブな影響を与えることができます。明るく楽観的な態度や笑顔が感染力を持ち、周囲の雰囲気を明るくする効果があります。
4. **コミュニケーション能力の向上**: 愛嬌のある人は、積極的にコミュニケーションを取ることが多いため、コミュニケーション能力が向上しやすいというメリットがあります。人と話すことや他者と協力することを通じて、コミュニケーションスキルを磨くことができます。
5. **ストレス軽減**: 愛嬌のある人は、周囲の人々との良好な関係やポジティブなコミュニケーションを通じて、ストレスを軽減する効果があります。心地よい関係性や笑いに満ちた場面は、ストレスを和らげる効果があるとされています。
これらのメリットからも分かるように、愛嬌のある人は周囲との良好な関係を築きやすく、ポジティブな影響力を持つことができます。愛嬌を持って笑顔で周囲と接することで、様々な面で利益を得ることができるでしょう。
愛嬌力の鍛え方
目の表情
目は気持ちを表すと言われるように、思っていることがダイレクトにあらわれます。
つまり、ごまかしがきかない部位。
相手に親しみやすさを印象づけるには…
「つくる」ではなく、「思う」が大切になります。
具体的には、「好きなものを見ている」ときの目をイメージしましょう。
好きなものを見ている目は表情をやわらげ、親しみやすさを演出します。
眉の表情
眉は表情のアクセントと言われます。
眉を動かすことで、表情に変化やニュアンスを加えることができます。
たとえば…
相手が嬉しいことを話しているときは、眉を上げて驚きや喜びを表現するなど、
動かすことで表情が豊かになります。
口の表情
口角は笑顔の要と言われます。
人と接する際は、
口角を上げることを習慣にしましょう。
口角を上げるときは、自然に口を横に広げて、歯を見せないようにします。
歯を見せると、つくり笑いや嘲笑に見える可能性があるのでご注意を。
相手の気持ちに寄り添う
寄り添う表情とは…
相手の気持ちを理解し、共感する表情です。
相手の感情に寄り添う表情をつくることで、
安心感や信頼感を与え、関係を築くことができます。
ポイントは…
相手の感情に表情を合わせること
相手が悲しい気持ちであれば、悲しい表情をする。
そうすることで…
自分の気持ちを理解してくれるという印象を与え
共感や一体感を生み出せます。
真剣さをつくる
苦情を聞く場合は、
真剣さが伝わるように眉間に力を入れます。
自然と表情が引き締まり、
「真剣に聞いている」「理解に努めている」という姿勢を示すことができます。
ただし、顔には個性がありますので…
鏡を使った確認が必要です。
鏡を見て…
怒っているように見えたらやわらげるなど、
険しい顔にならないように調整しましょう。
愛嬌力は、いつもニコニコという印象のみで語られます。しかし…
「表情が豊か」という理解が正しい。
表情が豊かなビジネスパーソンは、印象に残りやすいなど、他者と差別化できます。
いっぽう、表情の少ない人はビジネスシーンで差がつきにくく、チャンスを逃すことも少なくない。
表情は愛嬌力のひとつ。
表情はつくるものであり、
習慣化することで誰でも身につく愛嬌力なのです。
次の3つの心理学のメカニズムが関係します。
好意の返報性
自己開示の原理
ハロー効果
これらを応用した、
好印象を与える「ひと言」を紹介します。
➊ 好意の返報性
好意の返報性とは、相手に好意を示すと、相手も好意を返そうとする傾向のこと。
好意の示し方で、いちばん強力なのが名前を出すことで、
個人に対する好意を表現できます。
立場を超えた親密さが生まれ、相手は「次に何かあったときも支援しよう」と思えるようになる。
愛嬌力のある方は、この…
「名前+おかげで」を自然に使えます。
自分ひとりの力ではできなかった…
という謙虚さも伝わり、これが愛嬌となって愛される存在になります。
あいつの頼みなら、引き受けるか…
と思ってくれる存在は、将来にわたりあなたを支援してくれます。
以下の記事でも、
「名前+おかげで」の使い方を解説しています。
褒めるのが苦手…という人はぜひ、ご参照ください。
➋ 自己開示の原理
自己開示の原理とは
相手に自分のことを話すと、相手も自分に対して自分のことを話したくなる傾向のこと。
相手は自分の経験を活かしてアドバイスしてくれるようになる…などです。
「返報性」によって相手も自己開示してくれやすくなるため、お互いの距離が縮まります。
ポイントは、率直さ。
さらに、愛嬌力のある人は、
クスッと笑える失敗談や自虐ネタを自己開示の材料にもっています。
以下記事で紹介した、ソフトバンクグループの孫正義氏がよい例です。
➌ ハロー効果
ハロー効果とは、
相手の一部分に対する印象が、全体に対する印象に影響を与える現象のこと。
たとえば、「あなたの笑顔が大好きです」と相手の外見を褒めると…
相手は自分の内面もよいと受けとる傾向を指します。
愛嬌力のある人は、終末に、ハロー効果のあるひと言を添えます。
このようにすると自身の価値の高さが認められたと受けとります。
ハロー効果の高い感謝の言葉を使うと、
好意の返報性も加わり、継続的な関係を築くことができます。
愛嬌力を提げてしまうNG
ネガティブな話題に流される
愛嬌力が高まると、周囲から
声をかけやすい
話しやすい
…と思われ、人が集まってきます。
当然、さまざまな話題に巻き込まれる。
なかでも、注意を要するのは、
陰口や悪口、文句などのネガティブな話題です。
不快感やストレスを与えるような話題に巻き込まれると、自分もその一味になってしまう。
愛嬌とは真逆な方向に進んでしまいます。
ネガティブな話題に流されそうになったら…
話題の切り替えが必要。
喋りすぎてしまう
愛嬌のある人のことを、
自ら楽しい話題を提供し
自分の体験を話し
周囲を明るくしようとする
…と捉える人は、話の長い「困る人」と思われている可能性があります。
俗にいう イタい人です。
愛嬌がある人は
「話し好き」というわけではありません。
愛嬌力がある人は、
2:8または3:7の割合で
相手の話を聞くことができます。
そのためには、
問い返しや質問で相手から話を引き出すことが必要です。
「質問→聞く」をくり返して、
時々自分の話をする、というサイクルを回すと、
上手に会話のキャッチボールができます。