函館を若者がチャレンジできる街にするにはどうするか?
アノニギワイ公式noteとは?
ブログとオープン社内報その中間のような位置づけで、
着飾らず僕たちの素直な思いをお伝えするnoteです。
ライター:「いさり灯」編集部
先日、「いさり灯」にキング興産株式会社様の記事が掲出されました。
今回は、本記事の編集後記をお届けします。
”あの”キングハイヤーの事業者
キング興産株式会社様は、函館出身者ならで一度は聞いたことがある”あの”キングハイヤーを営業していた事業者様です。
東日本大震災の影響や、現社長様の体調の問題から2014年にタクシー事業を売却。現在は、お持ちの不動産を利用されて賃貸事業やテナント事業、トランクルーム事業などを営まれています。
創業以来の稼業であるタクシー事業を売却された時には廃業も検討したというキング興産様。創業家で社長のご子息、今川幸亮(いまがわ こうすけ)さんが将来的な継業を決意されたことで、事業を継続されています。
今回の記事は、その今川幸亮さんがご応募。取材にもご対応いただきました。
取材で語ってくれた違和感
今川さんは高校ご卒業後、東京の大学に進学。一度は東京で就職されたそうです。
若い函館出身者は、函館に残るもしくは進学先等で就職する。この二つのどちらかが多いのではないでしょうか。
そんな中、今川さんは就職後に、第3の選択肢「Uターン」を選択されました。
「ずっと函館にいる人と、東京や札幌から函館に戻ってきた人との間で、なんとも言えない温度差がありました」
函館出身で、生粋の函館人として育った今川さんが感じた違和感。どこか帰ってきた人と地元に残った人にはギャップがあるのかもしれません。
函館に戻るってどういうことだろう
多くの方がご存じのように函館市は、Uターンを推進しています。
しかし、函館に戻る=地元の企業に働くということでしょうか。
函館に戻るということは、もっと野心的なのではないかと思うのです。
「函館を良くしたい」「地元に錦を飾りたい」「函館で夢をかなえたい」
いさり灯を通じて聞こえるのはそんな函館とのかかわり方です。地域を離れ、札幌や東京で活躍した人が函館に戻る。その時にはきっと函館で実現したい何かを思い描いているのではないでしょうか。
相互理解と協創で活気のある街に
熱量をもって函館に関わり直す方々。彼らには、「地域の皆さんも当然同じ想いを持ってるはず」との考えがあります。「函館を良くする」というのは共通理解であり、目標なのだと。
もちろん地元に残りながらそういった活動をされている方もいらっしゃいます。
一方で、生きるために働くので精一杯、今の函館で十分という方もいらっしゃいます。
重要なのは、地域の考えは多様なのだと理解することです。
「私一人で解決できる問題ではないので、他の方と一緒に協力してできれば良いなと。今は、同じ志を持った人を探しています。」
とお話くださった今川さん。まずは、仲間作りから始めて周りを巻き込んでいきたいと話してくれました。
多様な考えがある地域で何かを実現するために、手を差し伸べる。助けてもらったら、誰かを助ける。Win-Winの姿勢が活気のある街に函館を変えていくのかもしれません。
「いさり灯の活動を見たときに本当にいい取り組みだと思いました。何か僕でも力になれることはないかと思い、手を挙げさせてもらいました。承継によって函館を若者がチャレンジできる街にしたいと思っています。」
いさり灯にも手を差し伸べてくださった今川さん。改めてありがとうございます。
▶函館圏を未来に残す地域承継を「いさり灯」
公式Twitter:@isaribihakodate
サービスサイト:https://isaribi.hokkaido.jp/
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