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おくすりごはん(重ね煮)

食べ物は自然の薬になる

ということから著書を引用して紹介していきます。

今回は梅﨑和子さん著書

「おくすりごはん」

この本はメニューが写真付きでわかりやすく、健康知識も書かれているため読みやすい一冊になっています。

noteではわかりにくい。そんな時は是非読んでみてください。

今後も参照してお伝えしていきます。
おくすりごはんシリーズです。

重ね煮

下から果菜、葉菜、根菜の順で重ねていきます。

◎鍋

フタ
•魚介、肉
•穀物
•根菜
•芋類
•葉菜、果菜、花菜
•きのこ、海藻

◎春野菜スープの重ね煮

フタ
•にんじん
•玉ねぎ
•じゃがいも
•セロリ
•キャベツ
•しめじ
•昆布

1重ねる順番に野菜を切り、鍋に入れる

昆布を1センチ角に切って散らす。

しめじはほぐしながら鍋全体に散らす。

キャベツは色紙切り、セロリは小口切りに。

じゃがいもは芽を取り除き、皮はむかずに使う。
玉ねぎは外皮をむき、1センチの色紙切りに。

キャベツ、セロリの上にじゃがいも、玉ねぎを重ねてのせる。

にんじんは根本のかたい部分は取り除く。
皮ごと1センチ角に切り、鍋に散らす。

2水と少量の自然塩を加えて火にかける

全量でなく、材料の7〜8分目が目安。

最初は隠し味として塩を少量くわえる。

フタをして、まず強火にかける。
香りがして煮だったら火を弱め、10分ほどじっくり煮て野菜の旨みを引き出す。

3水を延ばしてかき混ぜ、味をつける

野菜がやわらかく煮えたら味見をする。
塩や水で味をととのえる。

全体を混ぜ3〜5分ほど煮る。

4完成したスープはそのまま飲むのか、スープの上澄みを出汁代りに使うなどできる。

重ね煮は陰と陽の食材を組み合わせて、身体の陰陽のバランスを改善し、体調をととのえる料理です。

水分の多く含み、身体を冷やす働きを持つ陰な素材を鍋の下に入れ、水分の少ない身体を温める陽の食材を上に重ねます。

土の中に育つ野菜(陽)は上に。

土の上に育つ野菜(陰)は下に。

シンプルな野菜混合料理ですが、体調が悪い時はとくに優しい味になっています。

上澄みのスープを出汁のように加えると野菜の凝縮した成分を加えられるのでいつもの料理が健康料理に。

そのまま食べても美味しいですが、日常で濃い味になれている方は薄く感じることもありますので、自然塩を加えたり、プラス調味料を加えて味をととのえ食べてみるのもおすすめです。

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