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【治癒学】歪みと形状記憶
歪みには様々な形があります!
背骨の捻れ、捻挫、四肢の変形、指の変形、筋肉繊維の捻れなど
いくつも症状が存在します。
この捻れを治すだけでバタフライ効果のように他の症状が改善することもあります。
まず、人間は地球に存在する限り、捻れは付き物です。
理由は地球の構造(自転、公転、重力)が定説で、絶えず回転や圧力がかかっている状態が考えられます。
そのため、正常な人は容易に抵抗できますが、不調が重なり身体が弱くなると抵抗が難しく捻れ状態へ向かいます。
歪んだ身体
このような歪みですが、見方を変えると身体を助けている面も存在します。
例えば、背骨の歪みだと
よく整体やカイロでは背骨の歪みが万病の原因という考えがあります。
しかし、歪みの過程を無視していることが多いため本当の原因は特定できない現実があります。
結果→歪んでいる背骨
過程→?
では、過程とはどのようなパターンがあるのか?が無視されています
例、高齢者の背骨湾曲、猫背
高齢になると、よく背骨が丸くなる人が多いです。
簡潔に言ってしまうと年だからと終わってしまいますが、
先程の
地球の構造⇒身体の抵抗
をみると様々な要因が考えられます。
・内臓と空(隙間の状態)
・椎間板の磨り減り、減少
・筋肉の縮小
・長年の癖
・転倒等のきっかけ
仮に内臓と空が原因になると、内臓が隙間なく重力によって下がっているため、背骨を丸くしていた方が楽な場合がある。
必然的な背骨の曲がりとも言える。
内臓の位置や自律神経の活性が正常になった上での背骨の矯正であれば、良い治り方をする可能性も上がります。
椎間板(骨と骨の間のクッション)の減少や筋肉の縮小は加齢による典型的な症状です。
この場合は痛みを嫌がり、背骨を丸くする形を無意識につくるため、治療は少し難しくなる原因とも言える。
筋肉の縮小では、拮抗筋のバランスや抵抗力が身に付けば背骨の矯正は相乗作用でよくなる可能性がある。
そのため、リハビリ方法をお伝えして最低筋力が身に付けば、一番治しやすい歪みになる。
長年の癖による歪みは、形状記憶の仕組みとして歪んだ状態が正常になっている可能性もあります!
足を組む癖、同じ姿勢で寝転ぶ癖、日頃の形
様々ありますが、背骨のみの湾曲は癖が変わらなければ、矯正しても時間が経てば再現されます。
例、テレビを同じ姿勢で毎日寝転んでみている等
次に足を組んでの歪みです。
これは骨盤の位置から歪むため、症状が出やすい典型的な歪みになります。
足の高さに左右差が出やすく、背中の両筋肉のバランスも傾く。
もし、腰痛や肩こりが酷いのであれば、足を組む癖を見直し、治療を受けた方が良い歪みと言えます。
そして、転倒等きっかけでの歪みになりますが、これは治療レベルとしては難しいため、治療院の選択が必要です。
高齢者に多いパターン
原因がはっきりしているため過程も予測出来ますが、治し方も背骨のみでのアプローチでは、悪化する可能性もある内容です。
まず、炎症を伴うことが多いため痛みを訴えているケースはよくあります。
炎症=痛み
のため患部を触り過ぎると悪くする可能性が高まるので注意が必要です。
このように、ただ歪み、だけを診てしまうと改善は難しく盲点が生まれます。
地球には、自然の力があり、人間は抵抗力をもって二足歩行をしています。
当たり前に歩いているので気付きにくいですが、今現在も重力がかかり生活を営んでいる現状です。
しかし、重力によって身体を正常にしてくれる一面も強いため、きっかけをつくるだけで健康になれます。
※無重力では筋力が弱まる。宇宙飛行士より。
過程によって治し方は変わりますが、共通として治癒力を上げることは抵抗力に繋がります。
また、痛み=炎症も血液や血流が関係するため同じく治癒力が関係します。
治癒力は最終的に歪み改善に役立つ
おまけ(専門的な治療方針)
ここからは歪みのもうひとつの話になります。
歪みと歪み
人間の身体は中心が歪むと末端も歪み
末端が歪むと中心も歪む
性質があります。
これを逆に応用すれば、末端の歪み解消で中心の歪みも整ってしまうとも言えます。
まず症状が重い方の手足の指を診ると、その多くが手足や指先が大きく変形しています。
足では、甲の高さが左右違うほど変わったり、指の捻れも分かりやすく出ています。
さらに爪を診るとよりはっきり現れています。
爪は形や色など
観察していくと、いかに末梢に現れるのかが分かります。
経絡や反射区など色々参考にすると役立ちます。
例、足の親指の歪み→首の歪み、凝り、頭痛が現れやすい等
小指の捻れ→腰痛、背面の歪みなど
このように歪みと歪みの法則を観ることによって治療の幅も変わります。
背骨の歪みに炎症=痛みが伴うのであれば、手足を使う治療を行った方が治りやすい場合があるなど。
個人的な治療では、臍(神闕)を使用する方法を持っていますが、手足の調整も同じくらい効果はあります。
手(指)の自己メンテナンス
1確認作業
手の痛みの有無を確認します。
こう動かすと痛みが出る、親指を回すと痛みが出る、反対も。
確認作業は痛みを脳に認識させるため必ず最初に行います。
2軽触タッチ、治療
やり方は、反対の指で痛みのあったポイントに軽く触れて動かすだけです。
反対の指で触れた箇所は動きを観る動作を必ず行います。
※そのため、テレビを観ながらなどのながら動作は避けて行う。
親指であれば、痛みのあったポイントに反対の指で軽く置くように触れ、大きく指をゆっくり回します。
反対回しに回したあとは、軽く撫でるように整える。
ポイントはゆっくり動かす。そして反対の指で感覚を感じること。
※筋繊維を丁寧にゆっくり動かす感じで。
反対の指は、押すのではなく、置くだけがポイント
ずれないように気をつける
3最後に確認作業
痛みが消えたことを確認、認識させる。
痛みの度合いが変わった時は、続けると良くなるサインになるためモチベーションも上がる。
このモチベーションが持続するためには不可欠になるため、観察は大切な作業になります。
筋繊維、歪み改善
このメンテナンス方法は筋繊維の捻れ解消、骨の歪みに効果のある方法です。
筋繊維はデリケートに動いているため早く動かしたり、強く押すとダメージを受けます。
メンテナンス方法はシンプルに仕上がっているので、指に問題があれば、是非この手技を活用してください。
親指→喉、前首
人差し指→左右首、胸鎖乳突筋
中指→背中、腰、首、中心
薬指→肩甲骨、耳
小指→背中全面、膝、内臓
手から全身へ
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