サバイバー短歌紹介✨<moemiさん>
こんにちは!あの風プロジェクトメンバーのayaです。
8月に入り酷暑が続きますね。。無理せず過ごしたいものです。
さて、本日もあの風チャレンジのご紹介です✨
喜びと悲しみの差はなんだろう医師の言葉に一喜一憂
作:moemi さん
短歌とお写真を送ってくださったmoemiさんに、作品にまつわるエピソードをお伺いしました。
この短歌は、
友人からの妊娠報告を受けた日に、「おめでとう」と思い嬉しく喜ばしい気持ちと裏腹に、涙が溢れてきて。「なぜだろう・・」というよくわからない感情を詠みました。
それから、外来で受けている組織検査の結果説明を聞くときは、毎回合格発表の結果を知るときみたいにすごくドキドキするんです。先生が、「大丈夫だったよ」と言ってくれると、一瞬で気持ちがスーっと楽になれるし本当に一喜一憂しています。
がんを経験し、そういう周りの環境や言動にいちいち喜んだりへこんだり、コロコロ変わる私の感情を言葉にしました。
写真のエピソードについては、
私は産婦人科病棟に入院していたのですが、産科と婦人科が分けられていないため、扉の向こう側から新生児の泣き声が1日中聞こえてくる環境でした。
廊下を挟んだ病室には産後のお母さんたちが入院していて、赤ちゃんが泣くとお母さんの元にやってきて母乳をもらったりしているようで、私の病室にも新生児の泣き声が響き渡るという状況。
年齢的に同世代のお母さんたちの姿を見かけるのも、新生児の泣き声や気配を感じるのもとても辛くて、「あーなんで、こんなに状況が違うんだろう。」とイヤホンで外音をシャットダウンして、無心になりながら天井を見上げて撮影した一枚です。
今も3か月に1回入院をしているのですが、退院時には毎回「また何月にここに来るのか…」と晴れない気持ちになります。
moemiさんの短歌と写真に込められた、ありのままの気持ちを伝えていただきました。ありがとうございます。
大抵の病院の大部屋で目にする、仕切りのカーテンと天井のなにげない情景。
一見無機質な風景の中に、それを見つめた患者さんの数だけ、それぞれの思いが詰まっているんだということを感じます。
特にAYA世代は共感せずにいられない短歌です。
私自身は出産の経験がありますが、円錐切除と、さらに広汎子宮全摘出での入院の際には、状況によってこんなに産婦人科病棟の見え方が違うものかと強く感じたことを思い出しました。
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さてさて、
このような形で、「あの風チャレンジ」ではいただいた短歌や写真を当時の作者のエピソードとともに紹介していきます✨
サバイバーならではの写真は、参加者以外の方でも大歓迎ですので”あの風”公式インスタグラム(@anokaze31)のDMよりお送りください!
お待ちしています☺️
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