【詩作】生活と宇宙
くぐもった声を地面に打ち付けた
奇妙な天気が足を浮かせる
ブラックコーヒーの甘みが心臓を破いたら
暗い生活に軽いリズムを宿す
枯れ葉の重なる音が聞こえるよ
ドミノのような理屈で鳴っている
案外普通の風邪を引いたりした午後に
街の空
二日酔いの鳥を
追いかけてたぶん
僕は、どこまでもゆけるだろう
目の前を走る宇宙船に
星のカスが付いていた
一口つまんで深く味わった
いつか苦しい時にはその光景を
枕の上に置いておけば大丈夫だと思う
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