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褒める は難しい?

褒める。あなたは得意ですか?

褒めることが苦手、という人は多いですね。
誰が言うか、どんなニュアンスで言うかにもよります。

最近は容姿のことに触れると、褒め言葉でもセクハラになったりしますね。
褒めた方は良かれと思って言ったこともセクハラと思われるとは、
ちょっと窮屈な世の中だなぁ、と私個人的には思います。

ただし、ベテラン世代の男性が若い女性社員に
「最近色っぽくなったね」
「今日はおしゃれだね。デート?」
はセクハラの範囲かも。
この辺の認識が甘いベテラン世代は、まだまだいるかもしれません。

では、「痩せたね」「太ったね」はどうでしょう?

私なぞは「痩せたね!」と言われたら5mくらい飛び上がって喜び、
「ストイックにチョコレートダイエットしたんですよ!」
と聞かれもしないのに2時間くらい熱く語りそうな気がします。

でも、もし健康上の不安などがあったら、「痩せたね」は嬉しくない言葉です。

一方、「太ったね」について、
先日、Twitterで面白いツイートがありました。

【 「太ったね」は感想であり、事実確認である。 】

爆笑しました。
感想も事実確認も、わざわざ口に出して言わないでほしいです。

それから、ちょっと複雑かもしれませんが、
こんな例も挙げておきましょう。

【本人にとってデフォルトなことは、
   褒めたつもりでも喜ばれないこともある】


例えば私は、「滑舌がいい」とよく言われますが、別に嬉しくないんです。
話す仕事をしている以上、それがデフォルトですし、
「あぁそうですか」「また言われたな」くらいしか思わないんです。
ちょっとひねくれると「あーあ、そこしか褒めるとこなかったか」と思う時もあります。
※はい、めんどくさいヤツです。

ただし、「わかりやすかった」「しゃべりが上手い」は素直に嬉しいです。
なんでしょうね。スキルを褒められた気がするからかなぁ??
がんばって身につけたことを褒められるのは嬉しいですね。

でも滑舌だって新人時代にがんばったことですけどね。
基礎すぎて、褒められても嬉しくないのかもしれません。

また、プロの人に対して「上手いですね」は
どの立場から言ってるの?と受け止められることもあり、
失礼にあたることもある
のでご注意を。

などなど「褒める」という行為はなかなか一筋縄ではいかないものですが、
最後にもう少し深掘りしてみましょう。

褒めるなら、相手が喜ぶ “褒めポイント” を見つけることです。
これは、上手な人と下手な人に分かれるのではないでしょうか。

褒め上手は
① 「相手が褒めてほしいところを見つけて、そこを褒める」
または、
② 「相手が気づいてすらいなかった褒めポイントを見つけて、そこを褒める」

① も②もかなりのコミュニケーションの上級者です。
特に②は達人レベル。これができると、好感度も信頼度も爆上がりします。

そして、これができるようになるには、やはり【自己重要感】の深い理解が必要なのです。



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