緊急!Google Pixel 8 Proを導入してみました
かねてからのアナウンス通り、10月4日の23時に日本でもGoogle の新しいスマホ「Pixel 8とPixel 8 Pro」が発表されました。
というわけで、今回もさっそくポチッと。www
スマホは一年ごとに乗り換えるが吉
私はこの3年、Google Pixel 6 Pro、Pixel 7 Pro、そして今回のPixel 8 ProとGoogle のスマホを毎年乗り継いでメインカメラとして使っています。
こんなことを書くと「なんてもったいないことを!」と思われる方もおられるかもしれません。でも、こういうデジモノは日進月歩。とにかく進歩のスピードが速いので、その恩恵を余すことなく享受したいと思うなら、常に最新のモデルを使うに限ります。
それにね。自分がまだもったいないなあと思うものは、世間の価値も高いわけです。ですから、もったいなくても「一年ごとにスマホを乗り換える」というローテーションは、下取りで高値がつく間に売り抜けて、新しい機種をできるだけお安く手に入れるためには、大変理にかなった戦法だと考えられます。
「すっごく高かったんだし大切に使おうと思って、長年大切にしてきた私のスマホ。とうとう手放すときが来たわ。使い込んだけどまだまだ大丈夫よ。誰か高く買い取ってちょうだい!」って、そりゃ無理な相談です。いくらきれいに使っていても、時代遅れになったスマホなんて誰も欲しくありませんから。(^^;)
実際のところ、今回のPixel 8 Proのお値段は、円高の影響もあって販売価格は159,900円とかなりお高くなりました。でも、GoogleストアクレジットとPixel 7 Proの下取りセールのおかげで、私の持ち出しは実質39,800円で済んでいます。ま、日頃ほとんど贅沢をしない私が自分への誕生日プレゼントとして自分で買うんだからそれでいいんです。
ちなみに、昨年の買い換えの時にもらったストアクレジットを妻の誕生日のプレゼントに使ったので今回は持ち出しになりましたが、もしあれが全額残っていたらほぼ0円で乗り換えることも可能だったわけです。(^^)
さて、言い訳コーナーはここまで。
さすがGoogleはそつがない!といつも感心するのですが、実機がこれまた事前の発売予定日10月12日の早朝に送付されてきましたので、とりあえずどんなものなのか、今回はほぼカメラ機能のみに特化して私的に気になるところを書いていきます。
まずディスプレイはどうなったのか?
Pixel 8 Proは、6.7インチの「Super Actua ディスプレイ」を搭載していて大きさは162.6×76.5×8.8mm、重さは213g。1Hz~120Hzのアダプティブリフレッシュレートをサポートします。Pixel 7 Proのディスプレイは画面端に向かってゆるやかなカーブを描くエッジディスプレイでしたが、Pixel 8 Proではフラットディスプレイが採用されています。
写真撮影中にうっかり湾曲したディスプレイの端をさわっては、誤作動を頻発させていた私にとって、このフラットディスプレイはとってもうれしい選択です。(^^)
背面カメラは基本性能の底上げがすごい
Pixel 8 Proの背面カメラは、5000万画素の広角カメラ(25㎜相当・F値1.68)、4800万画素の超広角カメラ(11㎜相当・F値1.95)、光学ズーム5倍対応で4800万画素の望遠カメラ(112㎜相当・F値2.8)の3眼構成。
各カメラのスペックは以下の通りです。カメラを全面的にアップグレードしたとGoogleが言う通り、いずれも基本性能はかなりのスペックアップを果たしていますね。
特に超広角カメラがPixel 7 Proの1200万画素から4800万画素と大きく画素数を伸ばしたことが超広角好きの私としては最大の朗報ですね。これだけ画素数があるとマクロフォーカスでさらに細部まで拡大できますし、うんと遠くまでズームアウトしてフル解像度の天体写真を撮影することもできるようです。
また、今回はどのレンズもものすごく明るくなりました。特に光学ズーム5倍の望遠カメラは、明るさが F2.8(!)になってPixel 7 Proとの比較で56%多く光を取り込めるって、そりゃそうでしょうよ。ちなみに私がこれまであまた所有してきた一眼レフ用望遠レンズの中に F2.8などというお高くて贅沢なレンズは一本も存在しませんもん。www
しかも、超解像ズームによる最大30倍のズームがAI処理の大幅な進化によって、より美しくなったということですからこちらにも期待大です。
Google AI の進化がカメラ機能を充実させる
Pixel 8 Proに搭載されているカメラ機能でできることは下記の通りです。いずれも一層進化したGoogle AI を活用して編集を行っていますので、これは最新バージョンのAndroid 14とチップセットTensor G3の演算能力によるところが大きいですね。
今回は集合写真で全員の表情の一番良い顔を選んで合成する「ベストテイク」や、画像の中で被写体を移動させることができる「編集マジック」の機能が話題になっていますが、私としては「高解像度で写真撮影」ができることと、シャッタースピードや絞り、ISO 感度などをマニュアルで調整できる「プロ設定」がついたことが一番うれしいですね。
あ、「天体写真」モードがついたことも地味にうれしいかも。(^^)
おまけで期待したい w
そうそう、忘れるところでした。カメラ関係の機能ではありませんが、Pixel 8 Proは物体の表面温度を非接触で測定する機能を搭載しています。
これはスマホ本体に内蔵した IR (赤外線)センサー機能を応用したもので、調理中のフライパンや子ども用ミルクの温度などを、直接触れずに測定するといったことが可能なんだそうです。
あれ?ということは!堆肥の発酵温度をこれで測れるんじゃないかな?
いやいや、たぶんこの機能を使ってそんなことをしようと考えてるのは、世界中で私一人に違いありません。www
さて、最後に要望ですが、スローシャッター遊びに使えるモーション モードをもう少し何とかしていただけると私としては一層ありがたかったな。
それから、 Pixel 7 Proでは春に何度目かのAndroidの自動アップグレードが実施されて以来、それまでになかった発熱問題が起こるようになりました。撮影中にいつも「本体が熱くなっていますのでマクロモードをオフにします。」とダイアログが出るんですもん。いやんなっちゃう。
Pixel 8 Proではどうかそういうことが起こりませんように。(^^;)
追記
ここまで書いていたら、夕方になって朗報が飛び込んできました。
10月4日からAndroidの最新バージョンとなる「Android 14」の配布が順次始まっているのですが、これまでどうしても直すことのできなかったPixel シリーズの異常発熱が、Android14をインストールしたら直った!という報告が上がっているようです。
こういうことはなかなかないことです。もちろんPixel 8 Proには最初からAndroid14が標準搭載されていますから、苦労してきた異常発熱に悩まされずに済みます。これはうれしい!
さすがはGoogle。地道に対策を研究していたのですね。