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つくね芋にむかごが?できないはずなのにできてましたけど。w

 畑で作っているつくね芋にむかごができました。
 一般的にヤマイモの中でも「つくね芋にはむかごはできない」とされています。いつもお世話になっている「タキイ種苗株式会社」のつくね芋の紹介記事にも「ムカゴはできない」と明記されています。

 主に西日本で栽培され、関西では別名‘ヤマトイモ(大和芋)’と呼ばれる。ムカゴができず、栽培もやや難しいが、丸形でヤマイモの中で特に粘りが強い。栄養価も高く、昔から滋養強壮食品として親しまれている。スライスして生食、すりおろしてとろろ汁、また強い粘りから和菓子の材料などにと、広く利用される。

https://shop.takii.co.jp/simages/shop/selection/yam1302_02.html

 つくね芋はヤマノイモ科、ヤマノイモ属の芋でして、ヤマノイモ属の芋は大きく分けて次のように分類されています。
 ①自然薯(じねんじょ;日本の山に自然に生えているヤマノイモ)
 ②大薯(だいしょ;熱帯地域で広く栽培されるヤムイモ)
 ③薯蕷(しょよ;畑で作られるナガイモ)

 の三種類があり、さらに薯蕷は次のような種類に分けられます。
 ・長芋群…… ムカゴができる
 ・イチョウ芋群…… ムカゴができる
 ・つくね芋群…… ムカゴはできない

 ちなみに、このつくね芋は以前近所のオッサンから頂いて育てたもので、昨年収穫したイモ3つを種イモにしています。(^^;)

できないはずのものができてしまったわけで、これはなかなかに希有なことじゃありませんか。

 ま、できちゃったものはしょうがない。よくわからなかったので、いろいろ検索していましたら「やまむファーム」さんのHPにヤマイモの栽培方法のページを発見。(^^)

 こちらには「つるが垂れ下がるとむかごができやすくなって、イモの肥大が抑制されてしまいます。必ず支柱を立てて、つるを上の方へ伸ばしましょう。」と書かれています。これはヤマイモ一般の話ではありますが、どうやらつるが垂れ下がるとむかごができやすくなるらしい。

ちなみに、こちらは別のオッサンのナガイモ畑。うちの畑とは雲泥の差の見事さです。
よくみると、確かに垂れ下がったつるにむかごがついていますね。
ついでにこちらは山裾で見つけた自然薯(ヤマノイモ)。こちらにはムカゴはついていませんね。


 さて、我が家のつくね芋のむかごをどうするか?9月から11月にかけてが収穫時期らしいので、熟したところでむかご飯にして食べるのもいいですが、できたらむかごからつくね芋を育ててみたいですよね。

我が家のつくね芋のムカゴ。去年はできなかったのになぜ今年はできたんだろ。(^^;)

 同じく「やまむファーム」さんのHPにむかごからヤマイモの種イモを作る手順が書いてありました。これもヤマイモ一般の話ではありますが、たぶん同じ要領で行けるんじゃないかな?

1.収穫したむかごを数日陰干しし、発泡スチロール箱に入れて涼しい室内で保管
2.翌春、ポットに培養土を入れて1粒ずつ植え付け
3.芽が出て、つるが伸び始めたら畑に定植
4.晩秋にイモを掘り上げて保存し、翌春に種イモとして利用

https://ymmfarm.com/cultivation/veg/yam


 なるほどねえ。
 2年がかりなんだ。
 でも、そう難しくなさそうだし、
 秋になったら収穫して
 来年はやってみようかな。(^^)


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