ともしび日記 12月13日
「還暦不行届」が発売された。
発売する少し前から配送の関係で早めに販売する書店さんもあって
おかげさまで発売前に増刷が決まった。
それ自体は大変ありがたくて嬉しかったのだが
少し意外な気がした。
というのも漫画じゃないからだ。
そしてふと思い立って検索してみると
「漫画だと思って買ったのに文章だった」
「がっかりした」
というような意見をいくつか見つけてしまった。
これを恐れていたので表紙デザインの打ち合わせの際も
「監督不行届」とは違う本だとわかるようにしてください、と
編集さんにお願いした。
漫画だと思って買うことがないようにしたい、とも
その際にお伝えしたのだった。
それで表紙のデザインができた。
表紙のデザインが決まると次は帯のデザインだ。
これも必ず著作者に確認の連絡が来る。
漫画でも書籍でもこれは必ず確認させてもらえる。
文言は編集者が考えてデザイナーさんがそれをデザインして
文字の大きさなどを決めイラストを配置したりするのだが
作者がもう少し絵を大きくして欲しい、
とか要望を言えば聞いてもらえる。
なので修正するチャンスはいくらでもあるのだ。
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安野モヨコ&庵野秀明夫婦のディープな日常を綴ったエッセイ漫画「監督不行届」の文章版である『還暦不行届』の、現在連載中のマンガ「後ハッピーマ…
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