秋の駐車場で出会ったスズムシ〜自然が教えてくれる命の営み〜
仕事から帰宅し、車を駐車場に停めてマンションに向かって歩いていた時のことです。
ふと耳に入ったのは、スズムシの鳴き声でした。普段は見過ごしがちな音も、この夜はやけに鮮明で、まるで足音のように感じられました。
音の主を探しながら少しずつ歩みを進めると、その鳴き声が一瞬、ぴたりと止まりました。まさかこんなに近くにいるとは思わず、「見つけた!」と心の中で声を上げた瞬間でした。
スマホを取り出し、カメラを向けて録音を始めました。スズムシの姿をとらえ、その羽音をしっかりとキャッチ。でも、よくよく観察してみると、スズムシは何かを捕食しているようでした。そして、耳に届いていた「バリバリ」とした音は、どうやらその捕食音だったのです。
動画を短く編集しましたが、その瞬間はまさに自然のリアルな一コマ。昼間は賑やかな駐車場が、夜になるとこんなにも静寂に包まれ、そこに生きる小さな生物たちの命の営みが垣間見えるとは、思ってもみませんでした。
自然はいつも、身近な場所で私たちにその存在を知らせてくれます。秋が深まるこの時期に、スズムシの生きる音を耳にし、命が躍動する瞬間を感じることができたのは、何とも特別な体験でした。この夜、スズムシが教えてくれたのは、秋の訪れと、自然が私たちのすぐそばで息づいているということ。その音に耳を澄ますことで、少しだけ日常の中に隠されたドラマに触れることができた気がします。
他にもコオロギが鳴いていますが、また発見することが出来たらUPしようと思います。
明日はお休みなのでのんびりします!