甲状腺との長い戦いと今伝えたいこと ~私の治療体験から学んだこと〜
今日は3ヶ月に一度の病院受診の日です。
数年前、風邪が全然治らなくて体調が悪い日が続き、個人的医院へ受診しました。
そのDr.は昔から患者一人ひとりに真摯に向き合う方で、年齢のせいにはせずになんかこの辺りがこうで気になるからと言って血液検査してもいいかい?と。
私はそのDr.の信者だっあのでお願いしますということで血液検査しました。
そこでは、はっきりした診断は出来ずおそらく甲状腺が…。
うちでは赤血球の大きさが測れないからということで大きな病院へ紹介状を書くことに。なんと、予約まで取ってくれました。
案の定、甲状腺機能亢進症と診断されました。甲状腺が過剰に働くことで体が疲れやすくなり、心臓が早く鼓動し、精神的にも不安定になることがありました。薬で症状をコントロールしようと半年間努力しましたが、残念ながら改善が見られず、次のステップを選ぶ必要がありました。
医師からは、甲状腺を取り除く手術か、放射性ヨード治療の二択を提示されました。甲状腺を摘出する手術は効果的ですが、体への負担も大きいと感じました。一方、放射性ヨード治療は、飲むだけで効果を発揮するカプセル療法ですが、放射線を体外に放出するため、治療後には一定期間、他人との接触を避ける必要がありました。
私は、愛するにゃんず(猫たち)との生活を考慮して、入院を避け、自宅で治療を受けることを決断しました。しかし、治療後は微量の放射線を放出してしまうため、やむを得ずにゃんずと離れて部屋に隔離される生活を送りました。ドアの向こうで「開けて」と鳴くにゃんずの声を聞くたびに、心が痛みました。
治療が成功し、甲状腺機能亢進症の症状は治まりましたが、今度は甲状腺機能低下症という逆の状態になってしまいました。体が疲れやすく、寒さに弱くなり、常に眠気との戦いで新たな課題と向き合う日々です。現在は、3ヶ月に一度の採血と検査で経過を確認し、必要な薬を服用しながら体調を整えています。
私の経験を通して、皆さんに伝えたいのは、「体の不調を放置しないこと」です。疲れが取れない、体調が優れないと感じたら、年齢のせいにせずに、ぜひ早めに病院を受診してください。大切な人や家族がいるなら、なおさらです。仕事が忙しい、時間がないという理由で後回しにするのは、ただの言い訳に過ぎません。
健康は何よりも大切です。自分の体を大切にし、必要なケアを行うことが、結果的に自分自身や周りの人々を幸せにすることにつながります。私自身、まだ道半ばですが、今後も自分の体と向き合いながら、皆さんと一緒に健康を守っていきたいと思います。