0915_目を開けて
【140字小説】
左の空から光が差し込む。その眩しさに私は瞼を閉じた。瞼の裏には、それでも今見た空と同じ景色が広がっていて、見えるものと見えないものは本当は同じなのではないかと錯覚する。「いつでも会いに行くよ」あなたは言って私を抱きしめる。会いたいと思って目を瞑り、開くとそこにあなたがいるように。
【140字小説】
左の空から光が差し込む。その眩しさに私は瞼を閉じた。瞼の裏には、それでも今見た空と同じ景色が広がっていて、見えるものと見えないものは本当は同じなのではないかと錯覚する。「いつでも会いに行くよ」あなたは言って私を抱きしめる。会いたいと思って目を瞑り、開くとそこにあなたがいるように。