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1218_充電

【140字小説】
ピピピと自転車の充電が鳴っていた。残30%以下になると電源を入れるたびになる。すでに何度か聞いており、ついに今朝、電源ボタンを押しても起動しなくなっていた。もう本当に充電がなくなってしまったのだろう。見過ごしていると突然止まってしまうのだ。ふいに私もその場に立ち尽くし、止まった。


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