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1110_私は何者2

【140字小説】
推しのサイン会に行き、購入したファンブックを開いて差し出した。「お名前、何て書きましょう」と聞かれて「じゃあ、リリィでお願いします」とアカウント名を伝えた。私が言うと推しはにこりと笑って「可愛い名前ですね、なぜリリィなんですか?」そう聞かれた瞬間、答えられない私はなぜだか泣いた。

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