1116_今日を閉じる
【140字小説】
吐く息が段々と白くこもっていた。私と母はいつものように散歩する。朝ではなく、一日が閉じるこの夜に。今日も生きて終わるねと、二人で安心を確認して夜の街を歩くのだ。深夜0時では既に歩く人もなく、まばらな街灯に時々すれ違うのみ。わずか10分程度の散歩で、私たちは今日を閉じて明日を待つ。
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【140字小説】
吐く息が段々と白くこもっていた。私と母はいつものように散歩する。朝ではなく、一日が閉じるこの夜に。今日も生きて終わるねと、二人で安心を確認して夜の街を歩くのだ。深夜0時では既に歩く人もなく、まばらな街灯に時々すれ違うのみ。わずか10分程度の散歩で、私たちは今日を閉じて明日を待つ。
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