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1203_プラスチックカラカラ

【140字小説】
「なんか、そういう弱いものを大切にしたい」陽太はアイスラテのコップの中をストローでくるりと混ぜて言う。プラスチックのコップではカラカラ鳴らない。弱いものを大切にする前に、弱いかどうかを確認してよと私は思う。あなたの言う『そういうもの』は弱くなく、私はきっと弱いよ。こっそり泣いた。

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