見出し画像

1228_心の宝箱

【140字小説】

年末だからと机の中をひっくり返してみる。かわいいと思ったカプセルトイや何かに効くパワーストーン。人によってはガラクタになるモノたちが一斉に私を見る。久しぶりの再会だったからだろうか、なんだかどれも輝いて見える。私は、ごっそりゴミ袋に入れた。すべて胸にしまえば、私の心は宝箱になる。

いいなと思ったら応援しよう!