1102_正論の孤独
【140字小説】
理詰めでトコトン追い詰めた。私の主張は全て正しく、懇切丁寧に道なりに一つずつ話をしていく。相手はぐうの音も出ないし、私と同等の理論的な返答がひとつもない。ただ相手は、まっすぐに自分の気持ちを答えていた。私の方が正しく道筋を示しているのに、どうしてこんなに追い詰められているのかな。
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理詰めでトコトン追い詰めた。私の主張は全て正しく、懇切丁寧に道なりに一つずつ話をしていく。相手はぐうの音も出ないし、私と同等の理論的な返答がひとつもない。ただ相手は、まっすぐに自分の気持ちを答えていた。私の方が正しく道筋を示しているのに、どうしてこんなに追い詰められているのかな。
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