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1222_私の道

【140字小説】
うっかりしていたのだと、マシュマロのような白くもっちりとした頬をした道案内人が頭をかいた。もう少し右に行く予定だったらしい。そしてそのまままっすぐ行って2段降りて、今度は······。案内人が続けるが私には彼の言うその先が見えないのだった。行ってみてよと彼が笑う。そこが君の道だ。

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