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2月26日_冬の暖かさ

【140字小説】
予定が早く終わった平日午後、電車を止めて歩いて帰る。ふと道の端を見れば昨日食べたお菓子の袋や子供の頃に読んでいた漫画雑誌、好きなキャラクターのキーホルダーが放ってある。なんだかまるで私の生きた証がそこここにあるようで胸がいっぱい。冬の暖かい陽に当たり私はここに生きていて、泣けた。

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