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2月11日_優しさのカップ

【140字小説】
ひと息つこうとカフェに入った。冷たい風に今日も喉が痛み咳をした。「ホットティーを1つ」そういうと店員はにこりと微笑み、かしこまりましたと言った。少し待って出てきたトレーには紅茶と小さなカップがある。「あの、これは」私が聞くとまた店員は微笑んだ。「お水もどうぞ」私は風邪薬を飲んだ。

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